こうかいしないいきかた
この作品はフィクションです。
「さて前回、自分の資産を無限にしたい、などと、自己中心的欲望丸出しの発言をしたキミだけども。」
「完全にお前の誘導だったけどな。」
「後悔してるんじゃないかい?己の発言に。」
「お前の誘導に乗っかってしまったことには後悔してる。」
「そんなあなたに、今回オススメするのはこちら!」
「テレビショッピングかな?」
「後悔しない生き方!!!」
「はい?」
「自分の人生に後悔はしたくないじゃん?」
「そりゃまぁ。」
「だから、後悔しない生き方をお教えしましょう、って話なんだよ。」
「おい小学生。」
「はい小学生です。」
「小学生が後悔しない生き方を語れると?」
「ちっちっち。」
「…。」
「ちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっち」
「長い長い長い。」
「血っ血っ血っ血っ血っ血っ血っ血」
「怖い怖い怖い。」
「恥っ恥っ恥っ恥っ恥っ恥っ恥っ恥」
「恥ずい恥ずい恥ずい。」
「と、こんなボケをかますような人生は、間違いなく後悔するんだよ。」
「つまりお前はすでに人生に後悔してるんだな?」
「失礼な。私は私の人生に恥じるような思いは、1kmたりともしていない。」
「割としてそうだな。」
「というわけで、後悔しない生き方に必要なこと、その1。不急不要のボケは避けること。」
「ボケに不急不要とかあるのか?」
「あると思えばある。」
「ないんだな。」
「とーかーくーに!」
「もうボケてるじゃん。」
「今のは急を要したからボケたんだよ。」
「どの辺で急を要したのか御教授願いたい。」
「三丁目の辺り?」
「そういう意味ではなくて。」
「三丁目で二丁目在住の四丁目さんの一張羅が町長の蝶々に丁々発止の超常現象。」
「最早ボケにもなってないくらいボケまくるじゃん。」
「只今、ボケのバーゲンセール開催中です。」
「安売りするなよ。」
「はい、後悔しない生き方に必要なこと、その2。ボケを安売りしないこと。」
「してるじゃん。」
「今のは急を要したから売ったんだよ。」
「誰に。」
「二丁目在住の四丁目さん。」
「また出た。」
「一張羅が丁々発止の超常現象になってしまったから、急ぎでボケが必要になったんだよ。」
「一張羅が超常現象になってしまったってなんだよ。」
「丁々発止も、な!?」
「めっちゃ怒るじゃん。」
「はい、後悔しない生き方に必要なこと、その3。」
「ここで?」
「計画的な貯金を心がけること。」
「急にリアル。」
貯金しなきゃ…