ろっく
この作品はフィクションです。
「いぇいいぇいいぇ〜〜〜〜い。」
「……………。」
「うぉううぉううぉ〜〜〜〜う。」
「……………。」
「アルマジロの〜〜〜匠〜〜〜。」
「……………。」
「草原の〜〜〜〜請求書〜〜〜〜。」
「……………。」
「ラスト〜〜〜〜セミラスト〜〜〜〜〜…。」
「……………。」
「完璧。」
「何が。」
「最近ロックに目覚めたんだよ。」
「今のがロックか?」
「勿論。勿論が勿論すぎて勿論星人になってしまった程だ。」
「母星に帰れ。」
「昨日帰しました。」
「地球は救われたな。」
「それはどうかな?」
「どういう意味だ。」
「つまり、ロックはアンロックしなければ新要素が使えないということなんだよ。」
「ゲームか。」
「とりあえず1000円課金してアンロックしてみ?」
「何を。」
「目を左右に動かす権利。」
「主人公直視しか出来ないのかよ。」
「まぁ、1000円で解除できるなら安いもんなんだよ。」
「俺は無課金派だ。」
「それだとまともに歩けないけど?」
「何そのクソゲー。」
「課金前提なんてよくある話さ。」
「だとしても、のレベル。」
「ちなみに主人公は左肘関節です。」
「何そのクレイジーさ。」
「ロックだよね。」
「ロックかどうかは知らん。そもそも、ロックの定義ってなんだよ。」
「ちっちっち。」
「?」
「吐血出血献血。」
「吐いた血をそのまま提供するスタイル。」
「定義なんて考えないのがロックなんだよ。それがロックがロックたるダルメシアン。」
「101匹の圧倒的存在感。」
「可愛いよね。」
「多すぎるのは時としてよくない。」
「ならば何匹くらいが理想なのさ?」
「3匹。」
「団子?」
「急なスイーツブーム。」
「3と言われると、反射的に団子が出て来てしまうんだよ。」
「どんな反射だ。」
「ロックだよね。」
「どこが。」
「ちっちっち。」
「今度は何だ。」
「出血出血出血。」
「出してばかりだと死ぬぞ。」
「大丈夫大丈夫。昨日麦茶飲んだ。」
「血の代わりにはならんだろ。」
「昔、私の血にはワインが流れている、って言っていた有名人がいたんだよ。」
「インパクト凄いな。」
「有り得ないけどね。」
「それはみんなわかってる上で受け入れてるんだよ。」
「つまり、ロックとは血なんだね。」
「なんでそうなった。」
「そうなる星人の陰謀だね。」
「母星に帰れ。」
「残念。そんな宇宙人はいない。」
「わかってるわ。」
「さっき勿論星人に滅ぼされましたから。」
「御愁傷様です。」
課金はほどほどに。私は無課金派。