しょうしゃとはいしゃ
この作品はフィクションです。
「不思議だよねぇ。」
「お前が筆頭だけどな。」
「まぁ、そこは譲れないよね。」
「自覚あったのか。」
「自覚と自信と自堕落があるからこそ私はこの地位に居続けることが出来るんだよ。」
「自堕落で居続けられる地位ってろくなもんじゃないだろ。」
「基本的にも応用的にも生活基盤を完璧に他者に依存するスタイルだよね。」
「それは、お前が小学生だからこそ許されてるスタイルだからな?忘れるなよ?」
「忘れてるわけないでしょうがよ〜げへげへげへ。」
「急な下衆。」
「GESU。」
「なんでアルファベットにした?」
「不思議だって話をしてるんだよ。昼食の片手間に。」
「ちゃんと食べてからにしろよ、洗い物片付かないんだから。」
「はーい。」
「ごちそうさまでした。」
「ちゃんと歯磨けよ?」
「その前に、」
「話の続きか?」
「デザート。」
「そっちか。」
「食事の後にはデザートを食すべし。これは、暗殺の後に胃腸薬を作るくらいの常識。」
「作るのか。」
「忍者の微薬なんだよ。」
「秘薬じゃなくて?」
「全体的に無視して歯磨きしてきます。」
「結局デザート食べないのか。」
「デザートは明日の一昨日にいただきます。」
「昨日。」
「というわけで、デザートを食べるためにタイムマシンを開発するので、開発費用の38兆円を要求する。」
「ちゃんと返せよ。」
「あいよ。」
「しょうしゃとはいしゃの話どこいった!!」
「黒曜石の彼方へ。」
「どこだよ!!」
「明後日の曲がり角を進んだ先なんだよ。」
「それもどこだよ!!」
「知らん!!」
「断言すんな!!」
「仕方ないんだよ。私は不思議の筆頭なのだから。」
「都合よく利用するな。」
「いやぁ、不思議なら不思議らしく、タイトルとは全く関係ない会話で一回分埋めてしまうくらいのことしないと、不思議がぶなしめじになってしまうかと。」
「ならん。」
「今日の夕飯は、ぶなしめじの炊き込みご飯でよろしく。」
「もう夕飯の話か。」
「その前にデザートください。」
「昨日食べたんじゃなかったのか?」
「タイムマシンに乗ろうとしたら、座席のペンキが乾こうともしなかったので断念しました。」
「なら仕方ない。」
「ちなみにだけど。」
「ん?」
「ちなみ、って、人の名前っぽいよね。」
「だからどうした。」
「CHINAMI」
「なんでアルファベットにした。」
次回こそは、しょうしゃとはいしゃの話をしよう。