ぎおんになる〜こうへん〜
この作品はフィクションです。
「最近思うのはサバの味噌煮の美味しさね。」
「いや、美味しいけど。急にどうした。」
「あの味噌をじっ………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………くりと染み込ませたサバの味ね。」
「そこまでじっくりやったら、最早サバ風味の味噌だろ。」
「この歳になってようやく理解できたんだよ。」
「お前小学生だろ。」
「そんなこと話してる場合じゃないんだよ!!」
「急に。」
「今回は2文字の言葉を連結させると擬音みたいになるからその言葉をたくさん喋りたい回の後編なんだよ!何をいきなりサバ味噌の話をしているんだよ!」
「全部お前発信なんだけどな。」
「そんなわけで、改めて説明。」
「どうぞ。」
「おい、を繋げて、おいおい。くら、を繋げて、くらくら。こんな風に2文字の言葉は繋げると擬音みたいになるという重大な発見をした前回。今回はそれを駆使して、今回はキミと会話をしていきたいと思うんだよ。キミへの返答を全て、擬音っぽい連結二文字言葉でしてやろうじゃあないか。」
「まぁ、好きにしてくれればいいけど。」
「おいおい。」
「………。」
「………。」
「…あ、本当にそういう言葉しか喋らないんだな。」
「こくこく。」
「じゃあ、今朝何食べたっけ。」
「石焼き芋。」
「いきなりのルール消失。」
「しまった!」
「びっくりするくらいあっさりとルールを忘れたな。」
「いや、いやいや、いやいやいや、今のはキミが悪いんだよ。」
「どこが。」
「答えが名詞になるような質問はしないでほしいんだよ。そういうの、つい答えちゃうから。」
「いや、返答を全て、って言ったのはお前だろ。」
「ルール変更します。」
「勝手か。」
「こくこく。」
「認めちゃったよ。」
「どきどき。」
「ドキドキしなくていいだろ。どうせ不都合起こったらルール変更するんだろうし。」
「ぷんぷん。」
「あ、怒った。」
「むかむか。」
「これは胃もたれかな?」
「ぶんぶん。」
「首を横にふって、違うの意思?」
「こくこく。」
「便利だな、それ。」
「こくこく。」
「にしても、朝ごはん石焼き芋って。もう少しなんかあっただろ。」
「ぷんぷん。」
「何怒ってんだよ。」
「ぱくぱく。」
「確かに俺も食べたけど。」
「うまうま。」
「美味しかったけど。」
「ぱんぱん。」
「腹一杯食べたけど。」
「それだけしっかり食べておきながらもう少しなんかあっただろとは何事か!謝れ!芋に謝れ!むしろ私に謝れ!」
「再度ルール消失。」
「しまった!」
「やっぱりこうなったな。」
「いや、いやいや、いやいやいや、今のはキミが悪いんだよ。」
「どこが。」
「そこはかとなく。」
「ぼんやりオブザイヤー受賞おめでとうございます。」
「ありがとうございます。」
「そこ素直か。」
「じゃあ受賞もしたことだし、食べようか。」
「石焼き芋?」
「サバの味噌煮。」
「そっちか。」
明けましておめでとうございます!




