表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/78

〈人形師〉カシャン

「ここは?」

ゆずが周りを見回すと

本棚には本や青の液体が入った瓶などが飾っており

机の上に置かれた蝋燭で照らされていた

バンッ

「よく来てくれたわね」

勢いよく扉を開けて入ってきたのは

巨乳の金髪のエルフだった

「あなたは?」

「私は〈人形師(ドールマスター)〉のカシャンよ」

「カシャンさんですか?私は」

「ユランよ」

「はい?」

「あなたの名前はユランよ」

「いえ私の名前はゆ」

「ユランよ、ステータスを見てみなさい」

「ステータス?」

ユランがそう言うと目の前に透明な画面が現れた

〈名前〉ユラン

〈レベル〉1

〈性別〉女性

〈種族〉ドワーフ

〈職業〉人形師見習い

〈称号〉カシャンの弟子

と書かれていた

「本当にユランになってる、じゃあカシャンさんは師匠(せんせい)

「そうよ、カシャン師匠と呼びなさい」

胸をより強調するように胸を張っていた

「そう言えば、よく来てくれたわねと言ってましたけど、どういう意味ですか?それとなんで私の名前を知っていたのですか?」

「それはね、ユランのキャラ設定をしたのが私だからよ」

胸を片手でポンっと叩き答えた

「どういうことですか?」

「あなた全部ランダムにしたでしょ」

「ランダム?あぁはい、お任せにしました」

「それが私の考えたキャラを使える条件なのよ♪」

「そうなんですか、でも何で条件なんてつけてるのですか?」

「ユラン、十天聖って知ってる?」

ユランは人差し指を唇に当て

「確か最強の十人でしたっけ」

「それも合っているけど、正しくは神に選ばれた十人よ、この場合の神というのは私達GMのことよ」

「GMって何ですか?」

「あぁGMっていうのはゲームマスターの略よ、つまりこの世界を作った人間のことよ」

「そんな大切な事を言っても良いのですか?」

「大丈夫よ、だってユランは十天聖の一人なんだから」

「えっ」

「それにしても実物もかわいいわ」

「あっあのそれってどういう意味ですか?」

「まだ、自分の姿を見てなかったわね」

「いえ、そういうことでは」

カシャンが指を鳴らすとユランの前に姿見が生えてきた

「これが私……」

写っていたのは

肌は色白で

紫の髪を両側で三つ編みにしており

顔は小顔で瞳は右は赤、左は青色のオッドアイ

服は黒のローブで中は紫のワンピースを着ていた

「かわいい」


カシャン

〈Only Fantasy〉のGMでユランのキャラメイクをした女性

可愛い女の子が好きなのでユランは理想の女の子

現実では胸が小さいためゲームの中では巨乳の女性キャラにしている

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ