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まつろわぬ声

作者: 煉瓦

静寂を切り裂いた声は

不協和音だった

机に飾られた花は

誰か死んだって何か言ってた


花瓶を倒して

屈折した光が刃みたいに刺さった

あいつは誰だった

思い出せない


誰もが平然とこけ笑った

あいつを思い出せない

平常運転の学校で

教卓だけが

正義を言ってた


黒板に書かれた

報いの声が

消されるのもあたりまえだった


日直は日付を書き換えた

終わったんです

今日を生きましょう


予定調和のノートで

書いたのは

暇つぶしの

落書きだった

つまらない

協調は嫌いだったから


せめて一人死にあらがった

なんて証明をいまさらしていた


消えた声と

消えた蝶は

どこにいったのでしょうか


ああそうか空を飛んでいたんだね。

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