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プロローグ
とりあえず飽きて一瞬で失速しないように雑推敲でポンポン書いて載せていくスタンスです。誤字脱字発見されましたらご報告よろしくお願いします。
「……」
どうして、こうなったんだろう。
にこにこと天使のような笑みを浮かべるこの国の第一王子。
隠す気もない目でこちらを興味深く眺める公爵子息。
一歩退いた所で静かに私達を眺めている騎士団長の三男。
覚えのある色彩、覚えのある顔立ち。そして覚えのあるポジションと名前。
わかっていた、分かっていたとも。
少し前に思い出してから、こうなるだろうなというのは薄々予想がついていた。予定調和以外の何物でもない。
……それでも現実逃避に、心中で毒づいてしまう。
ーー何も私を乙女ゲーの世界に放り込まなくてもいいじゃないか、と。