あるまソフト二作目 動機とつじつま合わせの設定
動機とつじつま合わせの設定(資料に付随して作成)
20190820
愛餓え男
※個別の設定については、別資料『設定資料』等を参考。
ヒロインは自殺し、「建物」での試練を受けるため常世に送られました。
ですが現世への執念(心残り)があまりにも強く、ひとりで試練を終えることが出来ません。
本来はひとりきりで達成しなければならない「建物」の試練ですが、ヒロインの強い執念が、自らにとっての心残りである好きだった人(主人公)を現世から呼び寄せてしまいます。(主人公を襲った交通事故の原因)
→ここよりゲーム部分開始
CH1
ヒロインは常世に来るときのショックで記憶を失った主人公と出会い、想いを遂げようと主人公と親しくします。
一方、「怪異」及び「建物」はこの異常事態に過剰に反応し、ヒロインを危険な存在とみなし、襲い掛かります(ターゲットはヒロインのみ。主人公に対しては本来の「試練」程度の邪魔をするだけだが、ヒロインは連れ去ってひどい目に遭わせようとする)。
CH2
ヒロインは度重なる危機に対して、無意識のうちに「常世」の中でもっとも頼りになる人物(実の父親であるコバケン)を呼び出します。コバケンも「建物」を試練をずっと受けているので(クリアできないというよりする気がない)、「建物」のことはよく知っており、主人公にいろいろ教えてくれます。
CH3
終盤、怪異に連れ去られてすべての真実(主人公を殺そうとしている自分)を告げられたヒロインは強いショックを受け、主人公とコバケンを拒絶して「建物」の外へ出し、自分だけ「魂の浄化の儀式」(罪業と共に、自分の存在を完全に消し去ること。魂を「初期化」するみたいな感じ。「魂の浄化」を受けると「存在」が消えるため、ヒロインに関する記憶はすべて消えます)を受ける決意を固めます。
これで主人公は蘇生し全ては丸く収まるはずでしたが、主人公は「ヒロインが殺される」と思っているので自ら「建物」に戻り、コバケンと一緒にヒロインを助け出し、「怪異」を殺してしまいます(怪異の本体、『丸鏡』の破壊)。
ヒロインに愛の告白をする主人公ですが、ヒロインの背負っている罪業はやはり重く、あがなうためには「魂の浄化」を受けるしかないことが分かります。
そこでコバケンが身代わりになると名乗りを上げ、引き留める間もなくヒロインの犯した罪を全てかぶり、「魂の浄化」を受けます。
存在の消えたコバケンのことをすっかり忘れ、二人の世界に入る主人公とヒロイン。「ここでずっと一緒に居たい」的なことを言う主人公に、ヒロインは「あなたは生きているのだから現世に戻りなさい。私はあなたが来るまでずっと待ってるから」と言って諭します。
主人公は現世に戻り、病院のベッドで一人目覚めます。そして、「あの世でヒロインが待っててくれるから、生きてる間は精一杯生きて、次会うときにはいろんな話をしてあげよう」と泣きながら笑います。
おわり。