あるまソフト二作目 和ホラー プロット案
*ストーリー
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大学生の主人公・「令」は、ある日友達と一緒に近辺では有名な心霊スポットに肝試しに行くことになる。
友達の運転する車に乗ってたどり着いたのは、バブル期に建設されそのまま廃墟となった観光施設。怖さを演出するため、一行はスマホを車に置いていく。
廃墟に入った瞬間、背筋に寒気を覚える令。しかし何事も起こらずに探索は進み、一行はやがて、最奥部にある謎の石碑にたどり着く。
石碑を調べようとした途端、『怪物』が現れ一行は襲われる。散り散りに逃げるが、背後で友人の一人の断末魔「助けて……!」聴かないふりをして全員逃げる。
全員バラバラになる。令の手にはスマホも車の鍵もない。合流しようと、他のメンバーを探していく。しかし、メンバーは見つけた瞬間『怪物』に襲われて死んでいく。
全員の死を見届けたあと、『車のキー』を発見する令。つかのま喜び、外へ助けを求めようとして出口を目指す。その途中で、『怪物』に襲われて右手を失う。命からがら逃げ出し、車のもとへ。
車にたどり着くが、車は破壊されている。歩いて帰ろうとした瞬間、眼の前に『怪物』が現れて殺される。
それから数日後の夜、令は地縛霊となってこの世にとどまっていた。腐乱し始めた自分の死体を見下ろし、廃墟から出られないことを確認すると、好奇心から廃墟内を探索する。
仲間の一人と再会。彼女も地縛霊になっていた。二人で他のメンバーを探す。
他のメンバーは各々の怨念に従って悪霊化している。もっとも怨念の強いのは、最初に『助けて』と言った彼で、ものすごい怨念力。
その怨念力をもった友達を『怪物』が食べる。どうやら、怨念が好きな怪物らしい。人を招き寄せては食っているようだ。
怪物をなんとかして倒し、全員で成仏して終わり。
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*主な登場人物
■主人公『令』
男でも女でもない。外見も中性的。車の免許を持っているが、車は持っていない。冷静なサイコパス野郎。死ぬことは人並みに怖い。
■ヒロイン『たまこ(仮)』
天然系美少女。令と一緒にいることが多い。知能が低く、そのことを周りにからかわれるのが嫌だが、それによって仲間に受け入れられている為に怒れない。
■最初に死ぬデブ『ゆうき(仮)』
デブ女。人がよく、決して怒らないためリアクション芸人的な立ち位置として仲間内の立場を確立しているが、本心では外見や性格に対するものすごいコンプレックスが渦巻いている。仲間の信頼を裏切られた時、それが爆発する。
■リーダー的存在『マサキ(仮)』
イケメンのスポーツマン。生まれも育ちもよく、リーダーシップも取れる。たまこが好き。車の持ち主。頭の回転が早く、深層心理では他人を見下しているが、令には一目置いている。
サブ登場人物として仲間があと二人ほど? それぞれ何らかの怨念を持ったキャラクター
■『怪物』
廃墟に棲む妖怪。人が訪れると嬉々としておびき寄せ、怨念を爆発させながら殺して地縛霊とし、育ててから食べる。物理的存在にも霊的存在にも干渉出来る。