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いい夢、旅気分。
機械と魔法と科学がごっちゃぐちゃ
そんな世界の、一つの小噺。
街の外れにあるガレージ。
適当に打ち付けた看板には
「TECHNICAL」
白いペンキで乱雑に書かれている。
何でも直す、女性恐怖症の若い技師。
とある依頼から
全てが 変わった。
とても沸点が低い予言者
女装している軽業師
マイペースすぎる武闘家
ハイテンションな吟遊詩人
一途すぎる剣士
何かを達観した守護者
男勝りな妖術師
そして、ありとあらゆる所で
命を狙ってくる奴ら。
流されるままに旅に出る。
明日も明後日も来月も見ないで
考えるのは、今日のごはん。
彼等を取り巻く謎、謎、謎。
彼等が勇者になれたのは何故でしょう?