蹂躙
読めるでしょうが「じゅうりん」です。
夥しい数を薙ぎ払い
更地か焼け野原が広がる
ひとつひとつの散りざまを
覚えてなどやれはしない
甚だしいほどの勘違い
さかしま けむくじゃらのコミュニティ
ひと夜かぎりの泡沫を
赦してさえやれないが
せめて蹂み躙る輩が
うすら笑いでも浮かべていたのなら
悪鬼羅刹と詰られたものを
正しさを置き去りにした正義が
歴史のうえに勝者をつくる
おたがいの痛みが違う傷口にあるうちは
相容れることなど どうして できようか
忌々しいつらだ 反吐が出る
朽ち木に枯れた花を咲かせて
ひと筋縄を手繰るさき
括る首もありはしない
どうか蹂み躙る輩に
報いる刃を 願ってやまないが
鬼畜非道に足を竦ませた
正しさを蔑ろした正義は
歴史のしたに罪禍を埋める
おたがいに涙を同じ傷痕に流せねば
相容れることなど 断じて できはせぬ




