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第一章【始まりと旅立ちの島】第69話 リオの作戦

マリア:

「速い!開始の合図と同時に動いたのは!ボルク選手だ!」


ボルク:

「連撃!」


マリア:

「一気に間合いを詰め、後列な連撃を繰り出します!かろうじてリオは引きながら受け流し、じりじりとコロシアムの端へ追いやられていく!」


ボルク:

「なかなかやるなリオ、私の速攻を、見事だ! ではこれはどうかな?」


マリア:

「ボルクの剣から炎の反応が!ファイヤーソードです!騎士団副団長のファイヤーソードは、初級魔法とは言え攻撃力は半端ない!」


ゴラリア:

「リオの剣も変化しました、アイスソードです!同レベルの魔法攻撃をぶつける事で、威力を相殺しているのでしょう。リオも解っていますね。」


リオ:

「これは・・・きついな・・。速度、威力は・・このままでは押し切られそうだ・・。」


ラオル:

「リオ!3重!」




マリア:

「控え席ラオルからリオへ、支援魔法が追加されます!リオの剣速が跳ね上がりました!2倍4倍・・・8倍!」


ゴラリア:

「反射速度上昇の3重は、身体に大きな負担をかけます。後から来る反動を考慮すると、長い時間は使えないですね。」


ボルク:

「8倍。どこまで耐えられるかな?リオ。」


リオ:

「全力で、押し返す!」


マリア:

「リオの、リオの剣に目が追いつきません!速い!それをボルクが受ける形に!押し返しています!」


ゴラリア:

「すこし無茶な気もしますが、リオ選手!やりますね!」


リオは考えていた。

考えざる負えない状況である事を・・・。


リオ:

「このままでは体と魔力が持たない・・・。魔力がある内にやるだけやるしかないな・・。」


  「「 エネルポイント 」」「「 帯電活性 」」「「 雷電 」」


マリア:

「お~っと!なんだ? リオ選手!体から何かが飛び散りました!そして、リオの体が青い光を纏っています!」


ゴラリア:

「なに!」

マリア:

「何?」

ボルク:

「な・・な・に・・!!」


マリア:

「これは・・なんて言う技なんでしょうか・・・。」

ゴラリア:

「わ・・解りません・・。いままで見たことのない技です。帯電状態のリオ選手が、ボルク選手の周りを10体?12体?で取り囲んでいます!」

マリア:

「リオ選手の攻撃だ!四方八方からの氷結剣!ボルク選手の剣!腕!足!胴体が次々に氷結していきます!ボルク選手身動きが取れません!360°全方位からの連続攻撃です!」

ゴラリア:

「これは参りましたね。流石のボルク選手でも、全身が凍り付いています。とは言え、この攻撃はどうやって行っているのか、それさえ我々も理解が出来ないですね。」


ラエル:

「これは面白い技を見せてもらった。まさか、光魔法をここまで使えるとは思わなかった。ソフィア、目が覚めたか?」

ソフィア:

「はい、団長、すみませんでした。」

ラエル:

「謝る必要は無い。それよりあれを見てみろ。」

ソフィア:

「え・・・どういうことですか!」

ラエル:

「だろ。お前が負けたのは必然だった。ボルクでさえ苦戦しているのだからな。なるほど、光魔法の使い方はまだまだ未知数だった。高速で場所移動し、帯電状態を残像として見せたうえで、氷結剣を無数に打ち込む・・・。なんて奴だ、凄いじゃないか!」


ゴラリア:

「リオ選手、帯電を解除し、剣を構えます」


リオ:

「「「 絶対零度 」」」


マリア:

「出ました!絶対零度!辺り一面が完全に凍り付いています!ボルク選手は大丈夫なのか!」

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