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第一章【始まりと旅立ちの島】第66話 支援系魔法剣士

ゴラリア:

「リオ選手は攻めの一手!ソフィア選手は引きながらの魔法攻撃!でも凄いですね。ソフィア選手の中距離攻撃を、うまくかわして詰め寄っています。ラオル選手の剣術もこれほど出来るとは思っていませんでした。」


マリア:

「そうですね。支援系魔法士は基本、攻撃に加わらず、支援に徹する事が多いですし、仮に魔獣と戦う場合でも、ターゲットを取り、防御に徹する事の方が重要ですからね。」


ゴラリア:

「そういう意味では、ソフィア選手はセオリー通りの戦い方をしているわけですね。」


ラオル :

「さすが騎士団員ですね。なかなか付け入る隙が無い。とは言え、手を緩める事はしない!なぜなら、これが勝つための唯一の方法だからだ!」


マリア:

「ラオル選手、手をゆるめません!時折入る、ラオル選手の攻撃は、魔法封殺によって、打撃のみが有効!しかしその打撃も、持続回復魔法によって、完全に無効化されている!」


ゴラリア:

「あ!カウンターが入りました!ラオル選手の攻撃に対して、ソフィア選手が至近距離からの魔法攻撃!腹部にまともに喰らってしまった!ラオル選手大丈夫か!」




ラオル:

「くっそ!喰らってしまった。大したことは無いな。回復魔法で回復しつつ、一旦距離を取ると思わせての「「真空~氷破!」」」


左手で腹部を抑え、回復魔法を使いながら、右手で剣を下段へ、体制を低く距離を詰め、切り上げる様にソフィアの胸部に打撃を与えた!


ゴラリア:

「あの身のこなしは、グルジオ家特有の攻撃と同じですね。ラオルは剣技においてもグルジオの一派と言う事でしょうか!!」


マリア:

「ソフィア選手、ラオル選手の一撃で、大きく後ろへ吹き飛びました!しかし、魔法封殺により、打撃のみのダメージです。持続回復魔法によってすぐに立ち上がります!」


1時間前(コロシアム控室)


リオ:

「敵を追い詰め、強烈な魔法攻撃と打撃を与える。これによって魔力は異常な速さで消耗する。」

リサ:

「どういう事?」

リオ:

「簡単に言うとこういう事だよ。持続回復、魔法封殺、移動反射速度上昇、魔法攻撃の4つを常に使用している。そのすべての魔力消費量を5とした場合、常に20の魔力を使う事になる。それに、魔法封殺は、魔法攻撃を受けた場合、その魔力量とほぼ同じ魔力を使用して無効化する防御法なんだ。だから魔力総量が圧倒的に多い場合、とても有効なんだよ。 持続して使う魔力量を20とする。 ラオルは、移動反射速度上昇のみを使うんだ。」


ラオル:

「ええ・・・。無防備すぎない?」

リオ:

「まぁ、そうなんだけど、今着ている装備はかなり優秀だよ、それに敵の攻撃はそれほど強くないはず。だから当たらなければ大した事は無い。」

これでラオルの消費魔力は5だけなんだ。

それと、ラオルは、支援系魔法のセンスが異常なくらい凄いんだよ。だから、消費魔力はおおよそ2.5程度。20に対して2.5だとどうなる?約8倍。 即ち!8倍の魔力総量があっても互角って事だよ。」


ラオル:

「でもそれって、相手の攻撃が当たらなければって事でしょう?」

リオ:

「そう。当たらなければって条件付きだけどね。」


マリア:

「ラオル選手の攻撃力は、支援系魔法士のそれを超えていますね。」

ゴラリア:

「ですね。先ほどの攻撃、真空氷破は、S級クラスになります。それも回復しながら、風、水の複合魔法です。驚きました。」


☆光の騎士団サイド

ラエル:

「どう思う?」

ボルク:

「13歳であれをやられるとは驚きですね。」

ラエル:

「だよな、支援系魔法剣士、爆誕!って感じだ。」

ボルク:

「団長が前に行っておられた、支援系の最終形態ですよね。」

ラエル:

「そうだな。」

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