表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/118

第一章【始まりと旅立ちの島】第52話 祠の奥の奥

リオはバグロバジュに空間魔法で洞窟の奥へ空間転移させられ、偶発的に更に転移してしまった。転移した場所は、大きな空洞になっており、近くに魔獣も数体居た。


リオ:「どこだ、ここは・・・・。」


光魔法で手の平に灯りを灯し、頭上に上げる。辺りを照らし驚愕した。


リオ:「広いな。魔獣、ペルビアンだ。」


ぞろぞろと近づいてくるペルビアン、その数10体以上。


リオ:「うわ!めっちゃ居てる・・・。」


後方に下がろうとしたが、壁。周りを取り囲むように体長3mはあるど大きいムカデ、ペルビアン。

リオは剣に魔力を流し、襲い掛かるペルビアンを1体づつ確実に両断していった。


リオ:「らちが開かないな」


リオは更に剣に魔力を流した。


 ☆彡「「絶対零度」」☆彡


周囲を完全に凍らせ、凍り付いたペルビアンを砕いていった。


リオ:「大きな空間だな・・・・。

    それも誰かがくりぬいた様な半球体の中の様だ。」


リオはその半球体の空間をゆっくり探索し、中央にある大きな瓦礫に目をやった。


リオ:「なんだあれ?」


大きな岩が崩れている奥に、人工的な建造物らしい物がある。 岩を登ってみると、そこには宮殿の様な建物があった。とても古い時代の建物で、まるで遺跡のようだった。


リオ:「これは遺跡だな。古代の? あ?」


リオは宮殿に刻まれている文様を見たとき、ルーン文字を思い出した。マジックバックから古代の剣を取り出し、見比べてみると、同じような文字が刻まれている。


リオ:「ここは、古代の宮殿かなにかだな。古代文字もはっきり書いてある。」




☆洞窟内


その頃、リサとラオルは。


 リサ:「遅いわね・・・迷ってるのかしら。」

ラオル:「こいつ大きいからと奥まで飛ばされたのかもしれないね」

 リサ:「え~どうするのよ。」

ラオル:「探査してもリオの魔力が反応しないんだ。」


☆古代遺跡


リオは宮殿内に入り、魔獣を片っ端から片付けた。宮殿の中央部分に玉座がある。左右に剣が2本づつ、玉座の真後ろに1本。その上に古代文字が大きく刻まれている。


リオ:「そっか、昔ここは地上にあって、地殻変動か何かで沈んだんだな。その時土魔法か何かでここを守ったんだろう。でないとこの半球状にはならないはずだ。」


リオはこの遺跡を保存する為と、何が起こるか解らない遺跡を一人で探索する危険性がある為、宝箱や剣など触らぬようにした。探査を用いても、リサ、ラオルの場所がつかめない。


リオ:「バグロバジュではそれほど遠くには転移しないんだけど・・・。」


そう言いながら、元の場所まで戻ってきた。リオは、土魔法を使い、石柱を作り、そこに刻んだ

[[皇歴1829年8月10日 冒険者リオ・ダイアス ここに至る]]


リオは土魔法を使い、壁に穴を開け始めた。少しづつ奥へと穴を広げ、ようやく洞窟へたどり着いた。探査で、リサとラオルの一を把握。


リオ:「なるほど、こんな魔法があるんだな。魔力を漏らさない壁か・・・魔法遮断か。」


リオは古代遺跡の入り口を土魔法で完全に塞ぎ、番号を付け、リサとラオルの所へ急いで戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ