【始まりの地・旅立ちの島】第4話 冒険者ランクと魔法騎士団
冒険者とは、冒険を生業に生計を立てる者を言う。
街周辺の森や洞窟、ダンジョンに生息する魔獣や魔物を退治し、そこから得られる様々な物資を売却し生計を立てる。取得物資には概ね、魔獣石、皮、ウロコ、角、肉などがあり、それらは町で暮らす人々の生業に直結する。冒険者は物資調達者である。取引された金品には20%の税が課され皇帝及び王宮に納められる。それらの税によって、街の治安を維持し、学校や図書館、騎士団を運営したりする。魔法学校には、初等魔法学校、7歳から9歳 高等魔法騎士学校10歳から15歳があり、その後、皇帝直属魔法騎士団への道が開かれる。
皇帝直属魔法騎士団に入団する為には、高等魔法騎士学校を卒業し、剣術、体術、精神力、魔力、魔法技能の総合評価で一定以上でないと入団できないまた、初めは予備隊として2年訓練し、後に正式入団できる。名誉ある職種である。
冒険者は12歳からギルドに登録することが出来、学校への入学は任意である。また、就学途中で冒険者になる事も可能である。皇帝直属魔法騎士団には安定した収入はあるが、自由が無い。その為、魔法騎士団に入団して後、冒険者に転ずるも者もいる。ディオもその一人である。
冒険者にはランクがある、総魔力量や剣術、魔術などの技能を考慮し、下からE級 D級 C級 B級 A級 S級 王級 帝級がある。リオの住むこの街にはS級冒険者は1人だけ所属しているが、現在は冒険者ギルドの依頼により、何年も海外で暮らしている。 なお、直属魔法騎士団は冒険者ではないが、おおよそAランク以上で構成されると考えられる。