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第一章【始まりと旅立ちの島】第31話 ダグラス・グルジオ

皇歴1829年3月

リオ・ダイス家は朝から猛特訓の最中だった。朝食前の訓練、木剣による型の稽古、連撃などの体感の訓練、魔力を使わず斬撃を防ぐ訓練など、魔術騎士団並みの訓練だ。


ダグラス:「早朝からやってるな~、ディオ!」

 ディオ:「ダーグラス!ダグラスじゃないか!

      帰ってきたのか!久しぶりだな」

ダグラス:「あぁ、昨日な、帰って来たんだよ」


ダグラスについて来たリサはキョトンとしていた。


  リオ:「おはよ、リサ」

  リサ:「お おはよリオ。お父様とリオのお父さん、知り合いなの?」

  リオ:「みたいだね。」

  リオ:「なんか不思議な感じ」

ダグラス:「リオ、君にお礼を言わないとな。

      ありがとう。娘と仲良くしてくれて」

  リオ:「いえ、こちらの方こそ、ありがとうございます。」

ダグラス:「ちょっといいか、剣を構えてくれ。模擬戦をしよう。」

  リオ:「え、いきなりですか?」

ダグラス:「そうだ、戦いはいつもいきなり始まるんだよ」


リオは剣を構えた。


ダグラス:「来い!」


ダグラスの合図とともに、模擬戦は始まった。


ダグラス:「お前の得意な魔法も使っていいぞ」


リオは、風、水、炎の魔法を駆使し、ダグラスに攻撃を加えた。ダグラスはすべて木剣でいなし、攻撃に転ずる。ものの数秒でリオは降参した。」


  リオ:「参りました。剣が早すぎます。それに破壊力も。」

 ディオ:「ま そうだろう、ダグラスはS級だからな。」

ダグラス:「リオ、ちょっと右手を俺の手の上に重ねてくれないか。」

     「凄まじいな・・・。この魔力量、リサよりも多い。」

     「A級?いやそれ以上だな。」

 ディオ:「それほどあるのか?冗談だろ。」

ダグラス:「冗談ではないぞ、おおよそだが・・・。」

 アシス:「ダグラス、それにリサさん、

      そろそろ家に入って休憩してください。

      お茶を準備できましたよ。」

ダグラス:「お~!アシス、お気遣いありがとう、久しぶりだな。」

 アシス:「はい、ご無沙汰しております。どうぞ」


ディオ、アシス、そしてダグラスは、昔話に火がついて大笑いしながらお茶をのんでいた。

ディオとアシス、ダグラスは、リオが生まれる前にパーティーを組んでいたらしい。

世界を旅しながら色々な国、街、人と出会い、リンデ島には生息しない珍しい魔獣とも戦ったらしい。アシスが妊娠し、ディオとアシスはリンデ島に戻ったが、ダグラスはそのまま冒険を続け、ドラニエス大陸にある王宮で、S級冒険者の称号をえたのだった。


その2年後、ダグラスがリンデ島にかわいい女の子を抱き帰ってきた。それがリサだ。父親に似て、真っ赤な燃えるような髪と2歳とは思えない凛々しい顔つきをしていた。

これまでの物語のご感想はどうでしょうか。もしよければ、ご感想や評価をいただければ幸いです。


この作品は、私の初めての作品です。物語の流れや表現、誤字脱字など、気が付けば気軽にご意見いただけると幸いです。

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