第一章【始まりと旅立ちの島】第16話 夢と目的
リオ、リサ、ラオルは9歳になり、4月から進路をどうるるか悩んでいた。
体も大きくなり、総魔力量や体力、精神力、技能レベルは、高等魔法学校4年目まで工程を既に到達していた。日々の狩りによる蓄えも十分にある。その金額約330万リル。ほぼ毎週の休日に中級の森へ入り、魔獣狩りを行い、拾得物を売却した総額である。
学校は任意ではあるので、冒険者になるのであれば行く必要は無い。しかし、魔法騎士団に入隊する為には学校を卒業する必要がある。
リオ:「なあ、魔法騎士団に入隊したい?」
リサ:「私は行く必要は無いわ。お兄ちゃんが行っているし、
私は堅苦しい世界は嫌いなの」
ラオル:「僕は性格上戦闘向きではないので、
騎士団には行きたくてもいけないよ」
リオ:「よかった。僕もみんなと同じ考えなんだ。」
「僕は、冒険して世界を回りたい。」
「見たことのない街や行ったことのない国々を旅して、
いろいろ経験したり、この世界の成り立ちを知りたいんだ。」
リサ:「それいいわね、楽しそう」
ラオル:「僕も見てみたい。いろんな国、いろんな食べ物」
リサ:「ラオル、良いこと言うね、
おいしい食べ物いっぱいあるかな~。」
リオ:「決まりだね、高等部へは進学せず、
冒険者としてやっていこう。そしてお金を貯めて世界へ出よう!
今現在みんなで貯めたリルは少し使ったけど、3,298,000リルある。
ギルドへの登録は12歳になった時からだからあと2年と少し
それまでには合計10,000,000リルは貯めたいね。
この島の魔物を全て倒せるだけの技量を身に着けて、
世界を旅しよう、もっと強い魔物も存在するんだよ。
今の僕たちでは全く歯の立たないくらいのやつら。
そいつらを倒したり、遺跡を探索したり、
考えるだけでワクワクするよ。」
リオは家に帰り、父ディオに夢を話した。
ディオ:「リオ、12歳になって冒険者登録をするだろ。
冒険者ランクはEだ。実力はAクラスだ、が、実績が無い。
だからはじめは初級の森でのクエストしか受けられないんだよ。
中級の森へはC級のパーティー ソロだとB級以上。
上級の森は、B級パーティー ソロだとA級
未開の森は、A級以上パーティーのみだ
世界へ旅するなら、少なくてもB級の証が必要だ、
できればA級でないと他の国で、冒険者としてなかなか
認めてもらえない可能性がある」
リオ:「わかった。ありがとう父さん。
12歳になってA級まで駆け上がるよ」
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