第一章【始まりと旅立ちの島】第9話 初等魔法学校
7歳の春、リオは初等魔法学校に入学した。
転生したあの日から約2年と9ヶ月 魔力放出のコントロールを訓練し、体力、精神力、技量を高めていた。 初等魔法学校は3年間の課程がある。とは言っても、3年間通学し、高等へ行く者、そのまま冒険者に成る者と、家業を継ぐ者に大きく分かれる。
多くの子供たちは、生活魔法を習得したら家の仕事を手伝う事が多い。遺伝的なセンスの違いで、農業に従事する物や、魔道具製造、商人など非戦闘分野に進む子供は約半数。なので高等に進む人は少ないのだ。魔力総量が一定を満たない者、性格的に戦闘に向かない者もいる。 冒険者登録は12歳から可能であり、高等魔法師学校を12歳で中退する者も多い。 高等魔法士学校で優秀な成績を収めた者だけが騎士団志望訓練へ進むことが出来る。
【初等魔法学校 7歳~9歳】
1年目は生活魔法の習得 体力と技量の向上に努める
2年目は生活魔法の応用と初級攻撃魔法を学ぶ
3年目では、攻撃魔法の応用と支援系魔法の習得
【高等魔法騎士学校 10歳~14歳 】
1年目 魔法支援 戦闘魔法 回復魔法 すべてを学び、本人に継投する分野を特定する
2年目 各分野の専門的な座学を中心に中級 支援 戦闘 回復等 訓練を行う
3年目 各種系統を踏まえてパーティーを組み、実践訓練
4年目 野外訓練
5年目 騎士団志望訓練 冒険者希望訓練
【皇帝直属魔法騎士団 予備隊 15歳~16歳】(給料 150,000リル)
魔力総量を考慮した、心技体の訓練及び中級魔法を学ぶ
【皇帝直属魔法騎士団 17歳~】(与えられた位による給料 300,000リル)
魔術騎士団として防犯、警備、討伐などを行う。
戦闘意識の高い若者は、魔術騎士団を目指し、実力と自由を求める者は、冒険者を目指す。




