ラプラス
小雪が転校してから2日目の学校。
どうしても昇降口・下駄箱の落書きやステッカーに目が言ってしまう。
そしてお前は何をしているんだ。りん。
りんは楽しそうに下駄が子にシールを張っていた。どうやら犯人はコイツのようだ。
「おっはよー!小雪もシールとステッカー張ってく?」
「…だっ大丈夫…。」
これは危険だと感じ大丈夫と答えてから上履きを吐いて階段のほうへと向かう。
今日も黒板消し落下が起きるのかなと不安になりつつまた教室に向かう。
「(B組って7人なんだよね…。てことはまだ来てないけどあと1人いるってこと…?)」
あと一人は小雪が転校した初日に不登校だったため、小雪とはまだご対面していない。
「ねぇねぇなつちゃん。今回の更新されたランキングの1位ってArtemis(狩りの女神)じゃない?もしかしてなつちゃんのプレイヤーネームArtemisだったりする?」
ゆいはスマホを見せながらなつに質問をした。
「え!?なっなんでわかるの!ちょっとまってゆいちゃんに一回もヒントあげたことないよ!?」
「だって一回家にお邪魔させてもらった時、なつちゃんの部屋推しぐっつと原宿での記念品と…すんごい本格的なゲームスペースがあったじゃない!あとトロフィー!狩りゲーム得意って言ってたし、Artemisって狩りの女神って意味じゃない。そして今日も推し様が下駄箱でステッカーを張っていて尊死する!」
なつはすっごい驚いた。ゆいはなつの部屋にお邪魔したときにのあのゲーム用品ぐわいからガチ勢であると判断した。しかもトロフィーも何個か見つけたので、Artemisかなと思ったのだろう。
「すごいね…そして尊死しそうなのは同感( ´∀` )」
「おはようございます…。」
小雪が小さな声で朝の挨拶をした後静かに自分の席に着いた。すると、
「助けてくれ!ギャルがうるさいんだ!多分この教室で一番まじめなお前に頼む!」
響が涙目で小雪の机に全力疾走してきた。
「助けるって…具体的に何をすればいいの…?」
「響…もうあのギャル推し信者と推し信者の暴走は止められないんだ。」
はおが響の肩を軽くたたいて現実のことを言った。現実の厳しさを。
「そうか…じゃぁ出席日数今のところ俺平気だから早退してもいいと思うか?」
「それじゃぁアイツと一緒になるぞ。」
「やっぱやめる。アイツとりんだけには一緒にされたくない…。」
「みっんな~~!黒板消し何個設置して遊ぶ~?7個くらい置いてみる?」
とんでもなく明るい声で教室に入ってきたのはりん。黒板消し落石注意報はこの時から発令されるのだろう。でも、まず各教室に3個以上黒板消しが置いてあるところなんて見たことないんだが。
「ちょっと待って…今日は絶対にアイツが来るから黒板消しなんか置いたらだめだぞ!」
「そうだそうだ!絶対だめだ!物理喧嘩に発展してしまう!」
「えぇ~。7個せっかく家から持ってきたのに~。あ!そうだ。じゃぁ普通に石にする?」
皆が絶対に今日は設置するなと反対する中、りんは黒板消しがダメなら石にするかと袋をあさり始める。どっちもダメだしどっちも同じじゃねーかと思うB組一同なのでした。
「じゃっじゃあもう黒板消しにするんだから!黒板消しにする!」
バンッ
教室のドアを勢いよくけって登場したのは…誰だろう。
上から降ってくる黒板消し7連ちゃんを華麗にトラップしてハイキックで蹴り飛ばし…
「ぐはっ」
「いったぁ…」
りんとはおにあてた。どうして何も悪くないはおに当たってしまうのだろうか。
「あ…悪魔がやってきた…。」
「おっ!新入りが来てる。自己紹介でもしとこっと。あと悪魔じゃないからね?私の名前はラプラス。好きなことは呪文集めと、研究で~す!あと殴り合いとかけりあいとかの物理喧嘩は得意分野だよー。嫌いなのは~嫌いだと思ったもの☆ってことでこれからよろしくね~。」
【語り部より】悪魔じゃない子と完全否定したぞ。でも呪文集めと爆弾の研究は悪魔と呼ばれるのも納得できる。いや納得しかない。物理喧嘩…⚠嫌いなものがおおざっぱすぎてびっくりしてしまった。