月の光りに学ぶ
孤独歴の永い月の灯りがなんでも知っていて
どんな淋しさも治してしまう輝きがあると思う
暮らしに傷ついた誠実さを忘れるために
都会はネオンサインをぶら下げ
妖艶な魅惑で人々に笑顔を灯すけど
生まれてすぐ赤ん坊が産声をあげるような
誰にも教わらない自然な笑い方まで忘れてる
僕にもしも、リモコンひとつで
欲まみれの人工の光りを一斉に消す力があるなら
みんなのためにそうする
人は一人で生きていけないけど
暗く深く沈むような独りぼっちが
自分を見詰めさせる
孤独を知って自分らしさを想い出せる
要らないものなんて人と同じで無いんだ
街灯もない暗い暗い夜道に灯る
月光にどれほど助けられるか
みんな、時々夜空を見上げてみて
読んでくださりありがとうございました。