表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜の花弁、舞い落ちる。  作者: 藤倉スバル
4/4

やっぱり、君のことしか愛せない

 ある日、桜並木を通りかかった。

 あれから三年後、私は結婚した。今でも結婚相手のことは愛すことができていない。

「あれ……?」

 桜羽がよくいた、一番大きい桜の木。


 切り落とされていた。


 悲惨な切り株となって、ポツン、と忘れ去られたようにして存在するそれ。

「桜羽……」

 思い出してしまった。

 あのあと、確かに人生は花開いた。成績は一番で中学を卒業して、実樹理を見返すことができたし。

 でも心の花は開いていない。

 愛してないから。

「……よし」

 決心した。離婚しよう。そして、もう逢えない桜羽を愛し続けよう。

 そのことに関してはもう三年前に贖罪済みだ。

 

 心が軽くなったのも、桜羽のおかげ。


 私は桜羽が好きだ。これからずっと、桜羽だけを愛し続ける。


 そう言った私の瞳から、輝く水晶が零れ落ちて行った——。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ