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運命と必然と偶然の狭間で
お母さんとの電話の後は、2階にあがった。
キャリーから色々だして、整理。
もうすぐ、夜になるから、
暗くなる前に済ませたいことは全部終わらせた。
1階に降りると、窓から夕日が差し込んでいた。
家の中がオレンジブラウン。
不思議と、落ち着く。
「大丈夫みたい。」
1人でも。がんばれそう。
簡単に夕食も済ませて、はやくねることにした。
冷蔵庫には数日分の食品が入っていた。ありがたくそれを使わせてもらった。
足りないものなんて、なにもなさそう。驚くくらい住みやすいように整備されている。
…お父さんの話も久々にでたな。ドキッとしたのはたしか。
どんな人だったんだろう。
写真でも残ってないだろうか。
今度、お母さんに聞いてみようか。
「ありがとう。」
思わず言葉にしていた。
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