08 転校編 8
毎日投稿チャレンジ終わったら、焼き肉行くんだ……俺……。
そんな神蔵です。よろしくお願いします
愛佳とミナに案内され、学園内を見回る祐樹達。
その中でも主に使うなどの理由で、精霊室、食堂、体育館、移動教室などで使う教室。
「まぁ、ざっとこんな感じかな」
と愛佳が案内していると、いつの間にか祐樹の周りには生徒が集まっていた。
祐樹の近くにいる愛佳とミナを見てから小声で話す生徒達。
「マジかよ、底辺の集まりで問題児クラスかよ。転校生」
「可哀相だよな」
「ホントだよな、オレらのクラスに来れば良かったのに」
周りの生徒達が愛佳とミナに向かっていう。
愛佳とミナはそれに耐える様にグッと堪えていると、
「この集まりは何ですか? 他の生徒の迷惑になるので、ある程度道を作った方が良いと思います」
「せ、生徒会長……」
「おい、みんな道を空けろー!」
すると、生徒達が人が通れる位の幅になりフフと笑う生徒会長。
生徒会長は丁度良いので転校生の顔を見ようと思い対面する。
「――!?」
それは余りに驚き過ぎて言葉すら出ずに、祐樹に背を向ける。
それを見ていた祐樹は隣にいる愛佳に近づく。
「あの人は生徒会長何だよな?」
「ええ、そうよ」
「何かどっかで見た気がするんだよな」
「え? どういう?」
生徒会長はチラチラ祐樹の方を見て様子を伺う。
「あーー!!」
祐樹は何かを思い出したのかつい大声を上げてしまう。
その大声にビクッ! と驚く生徒会長。
「もしかして、アリス?」
「……」
生徒会長は俯いて睨みながら祐樹にズカズカと近づく。
「ちょっと来て」
一言言って祐樹の腕を掴んでズカズカと歩く。
その光景に見ていた生徒全員が戦慄していた。
「あ、あれマジキレだぜ……」
「あの転校生終わったな……」
「あの生徒会長をアリスって呼んだんだぜ?」
かなりの騒ぎになっていた。
つづく
先生、少し原作より凛々しくないですか? 声。気のせいかな?
とまぁ、それより。部長が出てきましたねぇ、良い展開ですなぁ……。
うん……え、あ? コーチ!? え、えええええええええ!?
また、明日!
ありがとうございました