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06 転校編 6

チャレンジなうです! よろしくお願いします!


 ホームルームが終わり、祐樹は見知った顔の元へ行くために立ち上がろうとする。

「初めまして! 私、新聞部の新田にった観奈みなと言います! 今学園中は浅間君の話で持ちきり何だよね! だから、取材させて貰ってもいいかな!?」

 目をキラキラ輝かせながら持っているメモ帳とシャーペンを構えて言う。

 そんな彼女を後ろから軽くこつく女生徒。

「こーら、浅間君困ってるでしょ。ミナ」

「アハハ……ご、ごめんなさい。まさか噂の転校生がこのほぼ問題児を集めたクラスに来るんだもん、そりゃ驚くよね。記者魂が騒いじゃうよね」

「はいはい……、あ、ごめんね。浅間君」

 嵐が過ぎ去ったかの様に話しを終わらせて祐樹に挨拶をする女生徒。

「あ、あぁ、大丈夫」

「良かった。遅れたけど、私はここの学級委員長の酒野さかの愛佳まなか。宜しくね」

「ああ、よろしく。それよりも、ちょっとごめん」

 そう言って祐樹は立ち上がって窓側の席に着いている見知った顔に近づく。

 それを見た2人は全力で止めようとする。

「ちょちょちょ!! まずいって!! 浅間君!」

 祐樹の前に立って止めるミナ。

「そうよ、彼は危ない」

「え、いや……。まぁ、理由は聞くよ。何で?」

「彼は3日前にランキング33位の猪野武田いのむたあつしを即倒したの」

「……それって凄いの?」

 祐樹自身、猪野武田がどれ程強いのか分からない為、何が凄いのか理解出来なかった。

 祐樹の発言に二人は目を丸くする。

「そりゃ凄いんだよ! だってこの学園全生徒2万3245人中の50人しかなれないんだから!」

「そう聞くとそれは凄いな」

「それだけじゃなくて、今まで話を掛けた人物が必ず不幸な目に遭うだけじゃなく、下手したらその場で倒されるかもしれないの」

 二人は祐樹を止めようと必死になったが、

「でも、大丈夫。多分だけど、ありがと」

 祐樹は二人にお礼を言ってから窓側に座っている男子生徒の隣に着く。

 人の気配を感じたのか、こちらを見る男子生徒。

「俺に何か用か?」

「多分だけど、和馬?」

「あ? ちょっと待て」

 そう言うと男子生徒は耳に耳栓をしていたのを外す。

「なんて言った?」

「和馬」

「……祐樹か?」

「そう!」

「おお!! 久しぶりだな祐樹!」

 和馬が立ち上がり祐樹と対面すると、ハイタッチをしてから拳をお互いに作って祐樹が上から軽く拳を叩き、次に和馬が祐樹の拳を軽く叩き、最後に腕と腕をぶつけた。

「忘れて無い様だな」

「まぁね。それにしても久々だな。何年ぶりだ?」

「5年ぶりだな」

「5年かぁ、丁度俺が山の学校に行っている時期とドンピシャだもんなぁ……」

 まさかの問題児の一人とされている人物、宮野みやの和馬かずまと仲良く話している祐樹に驚愕する二人。

 しかし、ワナワナと震えているミナを見た愛佳。

「これは! 大! 大!! 大スクープですよぉッ!!」

 テンションがMAXまで上がり、声を上げながらメモに高速で何かを書くミナであった。


 つづく

蒼の彼方のフォーリズムアニメ化、最高です。しかし、結構省いてますね。

まぁ、仕方ないのですけど……しかし、角煮が無かった……。

また、明日にしましょう!


ありがとうございました。

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