27話 転校編 27
これで転校編は終わりです。次章をお楽しみにしていて下さい。
よろしくおねがいします
医務室から出た祐樹出ると、扉の前でアリスが待っていた。
「おかえり、どうだった? って、聞くまでも無いかな?」
「うまくいったよ」
祐樹の一言にアリスは微笑む。
「そう、じゃあ帰りましょ?」
「おう」
返事をすると、二人で下校を始める。
二人で正門を出て、祐樹は帰ろうとした。
「んじゃ、俺こっちだから」
「あ、祐樹」
「ん? 何だ?」
振り向くと、横風で煽られた髪がなびいて一段と綺麗なアリスが微笑んでいた。
「また明日」
優しく微笑みながら言うアリスに祐樹は少し呆然とする。
昔のアリスの笑顔をふと思い出した祐樹は鼻で笑い、
「あぁ、また明日」
微笑みながら祐樹も答えた。
その後、祐樹は自宅に戻ると唯が先に帰っていた。
祐樹はお風呂に入り、髪を乾かしてからリビングに向かう。
「今日も早かったね、ねーちゃん」
「まぁな。で、どうだった?」
ご飯を食べている祐樹に聞く唯、祐樹は口に入っているご飯を飲み込む。
「うまくやっていけそう」
「そうか、良かったな。けど、油断はすんな? あそこはヤバいからな」
「そう? まぁ、何とかするよ」
「……、頑張れな。最悪、どうにかはなるからな」
「? うん」
唯の反応に祐樹は気になったが、気のせいだと思い流す。
そして夜ごはんを食べ終え、祐樹は日課の柔軟体操と霊力のコントロールをしてから就寝した。
朝、何時もどおり起きてからランニングをして、シャワーを浴びて着替えてから朝食を取る祐樹。
そのまま学園に向かい、自分の教室へ向かう。
「おはよ、祐樹」
廊下でアリスが祐樹の隣からヒョコッと顔を出す様に挨拶をする。
「おはよ」
挨拶を返すとアリスはエヘヘーと笑うように祐樹の顔を見ていた。
「どうした?」
「ううん、何も無いよ?」
と言いながら笑顔で祐樹の顔を見ていたアリス。
良くは分からないが祐樹は気にせず教室に着くと、
『二年寧々クラスの浅間祐樹君、浅間祐樹君。学園長室に来てください』
着いたばかりで今いるクラスの人達に挨拶もして無い状態で呼び出される祐樹。
「何の用だろうね、祐樹」
「いや、お前は戻れよ」
教室まで着いて来たアリスに向かって突っ込む祐樹。
そんな二人を見たクラスメイトは祐樹に近づく。
「お、おはよう。浅間君と生徒会長さん」
「おはよ、浅間君。それと生徒会長」
法真と江梨香が祐樹とアリスに向かって挨拶をする。
「おは」
「おはようございます」
挨拶し返すと祐樹は鞄を机に置きに行き、学園長室に向かおうとする。
「あ、そういえば今日は和馬、宮野はいない感じ?」
法真と江梨香に聞く祐樹。
「アイツは気分で来たり来なかったりだから」
「なるほど。ありがと、んじゃ行ってくる」
そして祐樹は学園長室に急いで向かう。
学園長室に着いた祐樹はいつも通り、ノックをしてから中に入る。
「やぁ、祐樹君。転校二日目、もう転校生では無くウチの生徒だからね。まぁ、来た時からウチの生徒だけども」
「は、はあ。そうですね」
いつもとは違う不敵な笑みを浮べながら話す学園長に気付いた祐樹。
「……一体何が言いたいんですか?」
少し確信突いた様に聞く祐樹にまた不敵な笑みを浮かべる学園長。
「選択を上げよう。1、今いる寧々クラスに入るか。2、アリスティア君のいるクラスに行くか。どっちかを」
「言っている意味が――」
「選びたまえ」
祐樹の言葉を遮るほど真剣な表情と目で祐樹を見る学園長であった。
学園長の言葉をしっかり考えた祐樹は、
「寧々クラスを取ります」
「そうか……なら」
学園長は引き出しから数枚の紙を取り出して机に乗せると、
「この学園を辞めたまえ」
「は?」
まさかの発言に驚きを隠せない祐樹であった。
転校編 完
つづく
何だかんだで27話、欠陥と超能力者と同じ話数ですよ。
文字数は圧倒的に違いますけど……w
しかし、評価が少ないのはこちらです。アクセスが良いのですけど……ッ!
こちらの方、感想、ブクマ、評価。よろしくお願いします。
ありがとうございました。




