02 転校編 2
明けましておめでとうございます。これからもよろしくお願いします。
では、二話です
朝食を食べてから忘れ物は無いか確認をする祐樹。
「うし、忘れ物はない感じだな」
忘れ物が無いのを確認して家を出る。扉を閉める時に振り返りだれも居ないが、
「行ってきます」
先程まであった日常に言う様に祐樹は微笑みながら登校する。
祐樹がこれから登校する学校は聖鳳学園。
聖鳳学園は多種多様な多くの有名人を輩出しているしている学園。
入学条件はただ1つ。
「精霊との契約、のみか」
祐樹は登校している道中スマホで自分の転校する学園を調べていた。
「設立の理由は、アルカナを使った犯罪が増えてきた為、その相手に対抗する騎士の育成。なるほどなぁ……そうなるとこれはあれか? 俺はある意味特例みたいな感じで入ったから、アルカナとの契約はしなくても入れる感じか?」
呟きながら歩いて考えて見るが、結局答えが出ない。
祐樹はホーム画面を押して時間を確認する。
「ん、この調子なら後20分で学園には着くな」
そんな祐樹は周りを軽く見て回る様に歩き始める。
「5年間も離れてれば、変わるものも変わるなぁー……」
祐樹自身、山での生活は慣れていたがたまにジャンクフードが恋しくなったりもしていた。
そして5年ぶりに帰ってきた地元横浜、繚縁市。場所は川崎市と横浜市の間である。
「20年前にアルカナが発見されなければ、多分日本はここまで成長はしなかっただろうなぁ……」
20年前、日本で発掘された鉱石。精霊石により、世界中に精霊がいる事が判明。
それから精霊石を解明していき、今では精霊との契約をする事によって生活が更によくなっている。
例えばそれは電気、水など作る時間、制限が精霊との契約する事で負担をかなり軽減されていた。
「さて、学園に向かいますか」
ある程度見て回ったので、祐樹は学園に向かう。
聖鳳学園は新しく出来た繚縁市にある唯一の学園。
「向かうとか言っても、学園に向いながら見て回ってたからなぁ……」
呟くと大きな正門の前に立つ。
「着いた」
祐樹はネットでしか聖鳳学園の正門を見たことが無かったが、本物を見ると迫力が違う。
近くの管理室から警備員が出てくる。
「すみません、用事はなんでしょうか?」
「あ、今日転校してきた。浅間祐樹です」
「あー! はいはい、聞いてるよ。じゃあ、横の小さい門から入って行ってー」
「ありがとうございます」
祐樹は正門の隣にある小さい門から校内へ入った。
つづく
新年に最新話でございます。これからもよろしくお願いします。
次は月曜の0時に更新です。
ありがとうございました