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13 転校編 13

友人「短けぇよ!!」神蔵「うるっせぇえええええよ!!!!」友人「腹減ったんだよッ」神蔵「しらねぇよッ!」友人「ラーメン食いに行こうぜッ!」神蔵「金ないわッ!」友人「奢ったるわ」神蔵「あざーす」

そんな事があった神蔵です。

 授業が始まる5分前、アリスのいる教室から数名の生徒が教室を出ていく。

「これから授業が始まるのですが、何処に行くのですか?」

 遅れて出ていこうとする男子生徒一人を捕まえる様に言って聞くアリス。

「あ、こ、これから寧々クラスにいる生徒と元33位の猪野武田が決闘するらしいんです……」

「猪野武田君と?」

「はい……。すみません、失礼します……!」

 その場から逃げる様に男子生徒はアリスの元から去る。

 アリスは猪野武田と決闘する相手を考えていた。

 猪野武田君自身はランキング入りしている人物だし、それに今は宮野君に決闘は申し込めないのもある。なら、猪野武田と相手する人物は、猪野武田君の強さを分からない人物……。

 そう思うアリスはフフフと笑う。そのはずである。

 いや、そもそも猪野武田君強さを知らない生徒何かこの学園にいない。

「――!!」

 そこでハッ! と気付くアリスは教室を出て寧々クラスへ急ぐ。

「祐樹だ……!」

 駆け足で寧々クラスに行くアリスであった。

 一方、寧々クラスでは猪野武田が先に外に出ていた。

 窓から猪野武田を見る祐樹。そんな祐樹に愛佳とミナが近づく。

「浅間君! 何で決闘何か受けたの!」

「そうです! ある意味スクープですけど、それで決闘を受ける事は無いです!」

「友達を馬鹿にされるのは嫌いなんだ。それにアイツは二人の事を知らないクセにあんな事を言ったんだから、俺は無理だね」

「し、仕方ないのよ……私達のクラスは……」

 愛佳自身、祐樹の言葉は有難かったが、言われても仕方ないと言う空気を漂わせる。

「……、理由は分からないさ。俺は今日、転校してきたばかりだからね。でもさ、さっきも言ったけど」

 落ち込む様に俯いている二人の正面に立つ祐樹。

「友達を馬鹿にされるのは嫌いなんだ。だから、アイツは許せない。それだけだよ、んじゃ行ってくる」

 そう言って祐樹は教室を出て、猪野武田のいる外へ向かう。

 二人は祐樹を止める事が出来ず、自分の手をギュッと握る愛佳。

 そんな愛佳の肩に手を置くミナであった。


つづく

感想、評価、ブクマをよろしくお願いします。

確かに一話が短いですが、これから少し文章が多くなります。よろしくお願いします。

ありがとうございました。

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