12 転校編 12
前回の続き! 神蔵は友人にジュースを買ってもらい、気力十分で書いていたとさ! そして、完成したのがこの回さ!!
今日友人に、友人「これやるよ」袋を神蔵に渡す。神蔵「なにこれ」友人「まぁ、やるよ」神蔵嫌な予感をしながらも貰う。神蔵「……」友人「元気だせよ」袋の中身、すっぽんエキス入りドリンク、赤マムシ。元気のベクトルがちげぇんだなぁ……!!
オメェは俺を怒らせた……。牛角奢りって優しいもんじゃねェ……単品で頼む高い焼肉屋にさせて貰うぜぇ……!
よろしくお願いします
ガタイの良い男子生徒が勢い良く教室のドアを開けて入ってくる。
そのまま和馬の横に立つ男子生徒。
「再決闘しろッ!!」
ガタイの良い男子生徒が和馬に向かって言うが、和馬はイヤホンをしながら俯せているので聞いていない。
その態度を見た男子生徒の怒りのボルテージが上がって行き、
「良い度胸だ……!」
拳を上げてから、男子生徒は拳にアルカナを展開させる。
「猪野武田!! それは校則違反よ!」
「あ? うっせぇよ!! じゃあテメェが俺のケンカ買うか!?」
「そ、それは……」
猪野武田と言う名前を聞いた祐樹は直ぐに状況が理解した。
だが、猪野武田の怒りの矛先が和馬で無く、愛佳に向けられる。
「雑魚のくせによぉ? 何が校則だ、あぁ!?」
愛佳に文句を言いながら近づく猪野武田。
そんな猪野武田と愛佳の間にミナが両手を広げて割り込む。
「ま、愛佳は悪い事はしてません! 猪野武田さんが間違ってます!!」
「あ? テメェ、新聞部の新田観奈だろ? 聞いてんぜ? いつもいつもくっだらねぇ情報ばかりで、それに雑魚だってな! そのせいで今お前退部させられそうなんだってな!!」
「そ、それは……」
何も言えないミナに顔を近づける。
「そもそも、このド底辺のクラスにいる生徒は誰からも期待されちゃいねぇーんだよ。さっさと辞めちまえよ。いる必要もねぇし、いっそ学園から消えろよ、てめぇら二人」
猪野武田が愛佳とミナに言うと、グッと二人は猪野武田の言葉に耐える。
二人では到底勝てない相手であった。だからこそ、今はこの場を退けるしかない。
そう二人は思っていた。
「撤回してくれるか?」
「あ?」
猪野武田の言葉に対して、祐樹は言う。
「何をだよ? つか、テメェ誰だ?」
「あの二人にいる意味が無いなんて、お前が決めるもんじゃない。それを決めるのは本人だ。それに自分から名乗らないで、それで俺に名前を聞くのか?」
祐樹の一言に猪野武田はカチンとくる。
「猪野武田だ……。猪野武田淳だ、クソが」
「浅間祐樹、今日転校してきた」
「今日転校してきただと? ブワッハッハッハッハ!! こりゃあ傑作だぜ!!」
「何が?」
「そりゃあ知らねぇよなぁ! 俺様が元とはいえ、33位の猪野武田淳だからよ! 普通の生徒じゃ相手にならねぇんだよ!」
「そうだなぁ……本当にそこまでの実力があったのかなぁ?」
「……は?」
祐樹の一言に猪野武田は笑うのを止め、祐樹を睨む。
そんな猪野武田を見た祐樹は、
「実はそこまでじゃないから、負けたんじゃないの? あ、ごめーん。俺ここ今日!! 転校してきたばかりだから、分からないんだったー」
「おい、テメェ肩に着いているエンブレムに触れてみろ?」
「ん?」
「ダメ!!」
猪野武田に言われた通り、肩に触れた瞬間に愛佳が止めるが遅かった。
『決闘が承諾されました。決闘を行う生徒は外に出て、戦いの準備を行なってください』
何処からともなく聞こえるアナウンスに祐樹はキョロキョロする。
「教えてやるよ。ランキング33位をとったこの俺の力を!」
祐樹に指を指しながら言う猪野武田であった。
つづく
……はよ、二話!! 蒼かなの二話はよぉ! うたわれも面白いし、最高ですな!
さて、今日は短いですがここで終わりにしましょう!
また、明日!
ありがとうございました