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三案目

ブーギブーギは 紙袋だった


見目麗しいバラの柄 水にはとことん弱かった




ブーギブーギは 歯科医だった


目にも留まらぬ早業で この世の虫歯をゼロにした




ブーギブーギは 赤信号だった


大事な仕事と知りつつも ほんとは青に憧れた




ブーギブーギは 急な坂だった


雪が降ったら最悪だ すってんころりんまた来世




ブーギブーギは 老夫婦だった


連休明けの昼下がり 一体どこに出かけてく




ブーギブーギは 小説家だった


本を書いたらすぐに売れ 巨万の富を手に入れた




玄関の戸が閉められる———




無駄な散歩に連れられて


 ブーギブーギはご立腹



結局こいつは いつ俺を


 書き始めようとするのかな




ブーギブーギは退屈だった


ブーギブーギも退屈だった

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