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一案目
ブーギブーギは 泣きぬれるだった
悲しいことを思い出し 毎日泣いて過ごしてた
ブーギブーギは 気圧の谷だった
楽しみにしてた遠足に 不吉な空をもたらした
ブーギブーギは 交じるだった
愛する人と交際し 白髪になるまで貫いた
ブーギブーギは 行合うだった
木枯らしの吹く駅ホーム 美しい人と目があった
ブーギブーギは 慳貪だった
全てのものを欲しがって 決して分け与えなかった
ブーギブーギは 濁酒だった
農家の床に隠されて 結局飲まずに捨てられた
分厚い辞書が閉じられる———
ブーギブーギは 今日もまた
旅立つことが できません
こいつのとこに いたのなら
いつまでだって このまんま
ブーギブーギは退屈だった
ブーギブーギは退屈だった




