表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/22

プロローグ


 ―――ギュウゥゥ


 (…ん?なんだか急に痛みが)



 -――ギュウゥゥゥ


 (あれ、なんでこんなに痛いの?)



 -――ギュウゥゥゥゥ


 (まさか怪我でもした?)



 -――ギュウゥゥゥゥゥ


 (え、待って待って!本当に痛い!)



 -――ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥ


 (い、痛すぎて死んじゃう!)





「……様!……シュ様!」



 (た、助けて…!)



「ルルーシュ様!」


「はっ!」


「ルルーシュ様!よかった…」


「…え?誰?……痛っ!」


「奥様、お気を確かに!あと少しです!呼吸を止めないでください!」


「なに、が?…っ!痛い、痛い!」


「さぁ、今です!しっかり息んでください!」


「い、息むって!?」


「大丈夫です!自然と息みたくなります!」


「そんなんじゃわからな…!んーーー!はぁはぁ…んーーーー!」


「お上手ですよ!あと少しです!」


「んーーー!はぁはぁはぁ………ん゛ーーーーー!!」


「ほぎゃあ!ほぎゃあ!ほぎゃあ!」


「奥様おめでとうございます!元気な男の子です!」


「ルルーシュ様、おめでとうございます!無事にお生まれになりましたよ!」


「はぁはぁ…え?男の子?生まれた…?」


「はい!これでアクレシア公爵様もきっと…!」


「アクレシア公爵、様…」



 (なんだかどこかで聞いたことあるような…。あ、だめ。今は何も考えられそうにな、い……)



「ルルーシュ様!ルルーシュ様ー!」



 痛みから解放された私は、何もわからぬままここで意識が途切れてしまうのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ