第二節 最初の客 その3
点呼の際に特に営業上の指示はなく、その日の収益をどうやって得るかはドライバー次第。3人の乗客を運んで要領を掴んだかに見えたギンレイだが、4人目の乗客はいつ掴めるだろうか。
第二節 最初の客
その3 掴めぬ客
しばらくの間、南北に約3キロ、1丁目から18丁目までの一本道を行ったり来たりする。なかなか手をあげる客が見つからない。午前9時になった。バスを待つ人間と登校中の小学生も見なくなり、通行する自動車も数を減らして街中は閑散としている。もう何往復しただろうか。無線も入らない。
「違う道へ行ってみようか・・・」と、思い始める。
他の乗務員達はどこへ行ったのだろうか。
霊力を使えば「どこで誰がタクシーに乗りたい」と思っているのかを察知することができる。鶴見はハトを使って乗客を探すようなことを言っていたが、ギンレイは人間力だけで乗客を取りたいと思っている。そうでなければ乗務員の苦労なり、人間界に潜む矛盾や闇を探るという本来の目的を達成することができないと思うからだ。
思えば南病院や内科医院の患者も薬局のスタッフも全員がこの時間帯にこの道路を走るこのタクシーだけを使ってそこへ向かうはずもなく、徒歩またはマイカーまたはバスで違う方角から向かう人もいるだろう。何台か同業他社のタクシーもみかけたが、この3999号車以外のタクシーを利用して病院へ行った人もいたかもしれない。
他国の故事に「株を守る」という話がある。たまたま走ってきたウサギが木の根に頭をぶつけて気絶したのを見て、もう一匹くるかもしれないと、じっと株を見つめている者の話だ。この道で2名の乗客を取れたのは幸いだった。だからと言って根拠なく「この道に居ればこれ以降も乗客を取れるかもしれない」と決めていたのは浅はかだったかと反省する。偶然ではなく必然を掴むにはどうしたらよいのか。他の乗務員に聞いてみるべきか。「待てよ、そうだ」とギンレイが思いつく。「いや、でもそれはフェアではない」などと思う。
「あのう、やせ我慢しないで聞いてください」
「3999やせ我慢ではないのだが・・・」
「そうですか。わかりました」
「・・・」
しばらく車を走らせ、突き当りの「T字路」で何回目かのUターンをする。ネズミが、
「あの、また戻るんですか?」
需要がゼロということはないだろう。再び無線が入るかもしれないと、根拠のない淡い期待を乗せて「もう一度だけ」と元の道を行くが、ついに、
「なあ3999、この道は厳しいと思うか?」
と、3999号車に教えを乞う。
霊力を使って客を探すのは、人間の競争社会においてはフェアではないと思いつつ、「先輩乗務員」からのアドバイス、ならばよいだろう、ということにする。
「乗客がいる場所はタクシーがいる場所です」
「ん?そうなのか?」
そう言われてみると、この何往復かの間に「空車」のタクシーをほぼ見かけていない。経験上、タクシー乗務員は「この道を走っていても乗客はつかめない」とわかっているからこの道を走っていない。単純なロジックだ。
「ただ、乗客がいる場所はタクシーがひしめいています。タクシーのいない場所が穴場になることもあります。さきほどの手あげの女性のようにです」
つまり「確率の問題」ということかと理解する。このままこの一本道を行き来して乗客を得る可能性もあるし、タクシー乗務員が多くいる通りへ行っても乗客を掴む確率が高いとは限らない。
「それと、人が多くいる場所ほど比例してタクシーの需要が高い場所です」
それはそうだ。いまの状況では手あげの乗客を掴む可能性は低い。閑静な住宅街よりは繁華街や、駅の近辺を走っている方が確率が高いだろう。ただし駅周辺でタクシーを拾う乗客は四方八方、「行き先」は広がる。客を乗せたあとの「地理不案内」の不安は強まるが。
「更に申しますと・・・」
3999が言いにくそうにしている。
「更に?」
「この道沿いだけに、病院患者がいるわけではないと思います」
「・・・それはそうだ」
「それに、バスの本数が少ないということはこの道路は相対的に見て人間が移動手段とする頻度が少ない道、といえます」
「・・・それもそうだな」
「だからこそ、バスの本数が少なくて困っている地域住民のためにタクシーを活用していただけたら良いのでしょうが、今日のこの時間に限っては一時間に1から2本のバスと補助的にタクシーが1台あればいい道路なのではないでしょうか」
「一理あるな・・・」
「私の経験ではこの道を通って病院へ行く人は少ないです。南病院への乗客を狙うなら、地下鉄駅か鉄道駅からの乗客を狙った方が確率は高いと思います」
「・・・なるほど、そうか。駅のタクシー乗り場にも行ってみるか」
電話注文がどこから来たか、その乗客がどこで降りたか、等の情報を細かく蓄積し、地図に落とすなどの「分析」をしているタクシー会社は少ないと聞く。歩合制で個々人の競争を促すほうが全体の業績は上向く、そのうえではドライバーへの情報提供は必要悪と考えるからだ。「この時間はこのエリア」と会社から指示をすると、そのエリアにだけタクシーが偏ってしまう。あるいは「あなたはこの時間はこのエリアを走って」と割り当て縛り付けて、もしも客が付かなければ乗務員の本部への不信感がつのる。営業上のルートは各ドライバーに任せ、どこに行けば効率よく客を掴めるかのノウハウは個々人の経験で積み重ねられている。タクシーはまさにマンパワー運営の業態なのだ。
休憩かたがた、中道に入って公園近く、駐停車禁止ではない路肩に3999号車を停めて地図を眺める。
「南病院に向かって鉄道駅から東西に走るバス通りがあるな。その5キロ先には地下鉄駅もある」
「はい、その道の方がまだ見込みがあります。通勤ラッシュの時間は駅での乗り待ちも効率がいいと思います。反面、バスの本数もタクシーも多いですが、そのバス通り沿いの住宅から無線センターへ電話注文をする人もいま走っていた南北の道よりは多いと思いま・・・」
地図を見ていたギンレイが、
「ん、3999どうした?」
と顔をあげて、
「うおおおおおおおっ!」
「そこで何をさぼっている?」
フロントガラスいっぱいに、父ハクレイの顔。のけぞり顔をひきつらせるギンレイ。車内を泳いでいたニシンが一斉に隠れる。
「今日が初めての乗務だったな、どれ、日報を見せてみろ」
はい、これですと差し出すより早く、
にユうッ
と、左右のバックミラーから腕が出てきて日報を取り上げ両手に持ってフロントガラス越しにそれを見ている。ニシン数匹が興味深そうに腕をつんつんと突いている。
「おい、3時間経過してまだ3件2,090円とはどういうことだ」
「は、はい、なかなか要領を得ず・・・」
「ここに書いてある今日の営業収益目標数値を見たか?」
「はい、全車両23,000円です」
「それと、走行距離目標は?」
「はい、150㎞と書いてありました」
「営収目標と併せて走行距離目標が会社から指示されているのはどうしてかわかるか?」
「それは・・・」
日報から顔を上げたハクレイが眼光鋭くギンレイを見て、
「運転手が公園などでさぼらないようにだ」
「・・・」
距離の長い客をつかんで高い賃料と走行距離を積むか、または、一区間、二区間の、短い距離の客をこまめに取って稼ぐか。ベテランドライバーほどそのシュミレーションが適格だという。ただ、ベテランも年齢を重ねると「流し」がつらくなりタクシー乗り場での「乗り待ち」待機型が多くなるという。この会社についてはダンピング防止のため特定ドライバーに特定の顧客を独占させる「顧客ルート営業」は許していない。乗務員は「流す」か「乗り待ち」か、またはその組み合わせで一日の収益目標を追う。
駅前のタクシー乗り場からタクシーを利用する客は比較的距離が長い。バスが通っていない山間の集落にある自宅が目的地であったり、鉄道と地下鉄の接続が無いエリアを目指す客が付けば、一気に3,000円、4,000円の収入も見込める。その代わり、長いタクシーの列でドライバーはじっと順番を待っていなければならない。その時間をムダと考えるか、近道と考えるか。
タクシー会社によって見解は異なるようだが、いわゆる「流し」つまり、走り回って乗客を探すことを「王道」と考える傾向が強い。タクシー乗り場での「乗り待ち」をメインにした乗務の組み立てはややもすれば「時間の浪費」となるからだ。無線での乗客獲得を主眼に営業努力を積み重ねてきたタクシー会社はなおのこと、方々を走り回るドライバーがいなければ無線での配車がままならない。特に近年はアプリケーションで顧客が自分でタクシーを呼ぶことが可能となったが、「電話やインターネットによる顧客からの注文は無線で配車」、併せて「アプリケーションによる顧客からの誘導」、それをうまく掴むための「流し」により効率の良い収益確保が実現できるという。インターネットを活用する乗客はタクシー乗り場まで足を運ばず、自分の居場所へタクシーを呼ぼうとする。ドライバーを計画的に分散してあちこちの乗り場に待機させる手法を取るタクシー会社もあるようだが、ドライバーが一か所に長時間入り浸っていては予約の乗客をまわしずらいうえにアプリを使った顧客からのの直接依頼も取りにくいと考える会社が多いのだ。
「ギンレイ、お前のことだ。タクシーで社会貢献、などと考えているかもしれないが、先ずは会社の利益を優先に仕事をこなせ。よいか、今日から当分の間はこの営業収入目標を達成することに執着するんだ。年寄や身体の不自由な人をメインにした仕事の組み立ては一人前の営業成績を上げることができるようになってからだ。いいか、わかったか」
「はい、お父さん、与えられた目標は毎日達成できるよう努力します」
「うむ。まずは走り回ることだ。一方でタクシー乗り場で客を待つことも経験してみるがいい。待ってすぐに客がつくのであれば流しよりも効率がいい。だが何時間もだらだら新聞を読んだりタバコを吸ったり仲間と談笑したりしながら客を待つのはみっともない、決してマネするではないぞ」
「心得ました」
「道を覚えることも重要だ。どうせお前のような試採用期間の新人がたくさん稼ぐなどとは誰も期待してはいないだろう。多少のムダは多めにみてもらって、新人と言われている間はいろんな道路を走り、いろんなビルや人間や得体のしれないモノを見ておくことだ」
「得体のしれないもの?ですか?」
日報を助手席シートに置いて、両腕は引っ込めながら、
「そこでだ・・・」
「は?」
「ちょっと気になる霊的な気配がある。もう一度さきほどまでうろうろしていた道に戻って、その霊的な者を見ておいてほしい。できれば、居住地を確認しておくのだ」
「え、それはどのような形のものですか?」
ハクレイはフロントガラスから、じっと車両の左後方を見て、
「よし、元の道に戻れ。私が行け、と言ったら左折をしろ」
「は、はい、わかりました」
フロントガラスの父は薄く透き通って前方を向く。ギンレイは地図をたたみ、3999号車を始動させ、Uターンして元の道へと引き返す。待つほどなく、
「よし、行けっ!」
父ハクレイは合図とともに姿を消し、フロントガラスの向こうには右から左へスッと走るミニバンが見えた。そのミニバンを追いかけるように左折で元の一本道に入る。3999号車が、
「ラッピングカーですね」
前方を走る車を見てつぶやく。
アニメのキャラクターだろうか、レオタードか体操着のような姿の女性がカラフルに描かれている。
「特に霊的な気配は感じませんが」
隠れていたネズミがナビから這い出してきて、
「それにしてもすごいお父さんですね。顔が大きくて近かったです」
ラッピングカーを気にしながらギンレイが、
「ネズミは家族はいるのか?」
「物心ついたときにはいましたが、みんな方向音痴で、ちりぢりになりました。タクシーに乗っていたらいつか会えるのかなと、思っています」
3999号車がラッピングカーを気にしながら世間話に乘ってくる。
「こう見えても私にも家族がいるんですよ」
ギンレイが、
「何?そうなのか、どこに?」
「会社の大きな車庫がお母さんです。会社が大きくなるたびに車庫も顔も大きくなっています」
「・・ほう、そうだったのか・・・」
少しずつ間合いを詰める。前方の車両にプリントされたモノはこちらの「異常」に気が付いたようだ。ニシン8匹がフロントガラスまで出てきてネズミと一緒にしげしげと前方の女性を見ている。
3999号車が、前を走る車について、
「この女性も顔が大きいですね」
ネズミが、
「マンガやアニメのキャラクターはこんな風に大きいのが普通ですよ」
3999号車が、
「うーん、それにしても目が大きい。顔の大部分を占めている。黒い目に星のような白い気泡があるがあれは白目だろうか?」
ネズミが、
「いえ、あれは気泡ではなくて目ヤニかゴミでしょう」
3999号車が、
「そうかあ。まつ毛があんなに長い。目に入らないのだろうか」
ネズミが、
「目にも入るでしょうし、ごはんやお味噌汁にも入りそうですね」
3999号車が、
「まつ毛の本数が少し少なすぎですよね。眉毛はほとんど無いのに」
ネズミが、
「鼻もあれで息ができますかね。鼻のあなが無いけど」
3999号車が、
「ああ、本当だ。くしゃみはどうやってするのかな」
ネズミが、
「はははは、そうですよね。呼吸困難になりますよね」
ギンレイが、
「なあ、あのキャラクターは有名なのか?」
3999号とネズミが
「知りませんね」「間違いなく無名でしょう」
ギンレイが、
「ん?なんだろう、おでこに青い血管のようなものが浮き出たぞ」
ネズミが、
「あ、あれ、私、知っています。怒っているサインですよ」
ギンレイが、
「何となく表情が険しくなったと思わないか?」
3999号車が、
「目が引きつっていますね、そのうち吠えるかもしれま・・・」
ブオッっ!
「うわわわわわっ!」
3999号車やネズミの挑発に乗って、前を走っていた車両の女子が、霊力を丸出しにし、ついには口から火を吐いた。女性の顔や身体にケチをつけるのはマナー違反だ。自業自得ではあるが、3999号車が悲鳴を上げる。
「うわああっ、前が少し焦げた!」
「また来るぞ!」
ニシンが一斉に後部座席へ避難する。第二波の炎が女から吐かれたがギンレイが盾を張って防御した。ギンレイが3999号に問う。
「3999号は盾や場理を張れないのか?」
「キツネじゃないんですから、無理です」
「そうか、だから空から着地したときあんなに跳ねたのか」
進んでいた前方交差点の信号が黄色になり、前の車両は交差点を渡りきって、3999号車は黄色から赤信号に変わる交差点の手前で停止する。ラッピングの車両が遠ざかり、信号のある交差点を2つほど先行して左に折れた。ギンレイは霊力を込めて念の中でラッピングカーを追跡する。
信号が青になり3999号車はラッピングカーの軌跡を追う。進んでいた直線道路から左折してしばらく走行した後に左手住宅の車庫へ、その車が入るのを見た。車庫から若い男性の運転手が出てきて自宅玄関に入る。
3999号車はゆっくりとその車庫前まで行き、ギンレイが車庫の中に納まっているであろうラッピングカーを透視するが、
「霊気を静めて隠れたな」
ギンレイは運転席から降りて、3999号車の焦げたボンネットに手をやり念を入れる。ボンネットの「火傷」は癒えて焦げ付きは消えた。
ギンレイは運転席へ戻り3999号車を転回させて元の直線道路へ戻り、更に、駅へ向かう幹線道路へ、乗客を求めて方角を変え進む。
手あげの客を探しながら制限速度で駅の方へ向かいながら、先ほどのラッピングカーについて考える。
「3999はいままであの車を見たことがあったか?」
「いえ、あの車は初めてです。ただ、似たようなラッピングの車は何度か見かけたことがあります。先日のテスト中にも」
無線テスト中ギンレイはテストに集中していたので他の車両のデザインまでは気にして見てはいなかった。
「同じミニバンタイプだったのか?」
「いえ、軽自動車や、トラックや、ああ、そうだ、鉄道やバスでも似たようなキャラクターを見たことがあります」
「鉄道やバスも・・・」
(これは由々しいことだ・・・)
ギンレイは事の重大さに気が付く。澤本が乗り物に関係する場所に魔物が現れると言っていたが。
(もしかしたらあの自動車工場で霊的なモノが乗り物にプリントされて送り出されているのだろうか)
3999号車の車両が焦げた。プリントされた精霊、または魔物は人間や人間の造作物へも攻撃ができる可能性が高い。それにさきほどのプリントされたキャラクターは霊力を隠す能力を持っている。それなりに高いレベルの霊力を秘めているようだった。車以外、電車や地下鉄も、となるとかなり厄介だ。また、あれを作り出す首謀者は相当な魔力を持っているはずだ。
(霊気を隠しながら市内を動き回られたら・・・)
ギンレイはソックスに「シロクマ」の怪獣を忍ばせて地域防衛隊の戦力にしようと考えていたし、タクシー会社の社長には車両へのラッピングも提案しようとしていた。もしもあの女性キャラクターのプリントが量産されて市内のあちこちを走り暴れるようなことがあれば、ギンレイひとりでは事態の収拾が困難になるかもしれない。車両も火傷どころでは済まない可能性がある。こちらも防御力のあるラッピングで備え、組織で協力して事にあたる必要がある。
何より、
(キャラクターファンの心理は自分には計り知れない・・・)
さきほど見かけたラッピングカーの所有者はおそらくあのキャラクターのファンだろう。もしもあのキャラクターが暴れ、ギンレイがそのキャラクターを攻撃した際にはとんでもないしっぺ返しを受ける可能性がある。
(先ずは首謀者をつきとめ、その者の出方を見なくては。手がかりはあのラッピングカーだ。車両の居住地を確認できたのは幸いだった。同郷の精霊にアニメファンがいるが、その者に相談してみようか・・・)
「あっ、銀さん、手をあげている人いますよ」
駅方面を目指して早速成果が得られた。
「いらっしゃいませ」
「駅前の北成ビルまでお願いします」
「かしこまりました。お客様申し訳ありません。駅に近づきましたらビルの場所を教えていただけますでしょうか?」
「えっ、北成ビルがわからないの?」
「ええ、北西ビルと間違えてはいけないと思いまして」
「北成ビルはひとつでしょう。まあ、とりあえず真っ直ぐ行って」
「かしこまりました。それでは出発します」
今日4人目の乗客を掴んだ。車にプリントされたモノのことはしばらく忘れ、新人乗務員は営業に専念しようと思うのだった。
*
ギンレイが流し営業に選んだ最初の道で走行中に見た車にプリントされたモノが霊的な何か、であると知り、他にも同様のモノが存在するのではないかと気になります。怪しい自動車工場、度重なる魔物の出現、自動車学校の魔物、それぞれの関係性、全体像が少しずつ明らかになっていきます。その前にタクシー乗務員としてやって行けるかどうか、新米乗務員としての試練を超えなくてはなりません。




