2021年 4月25日 日曜日
せっかくの日曜日
半日以上使って
ようやく埋められた
ノートのページ右半分
熱量 意欲 姿勢
どれを取っても中途半端
こんな泣き言なら
飽きずに並べられるのに
心だけじゃなく
空気そのもの自体が淀んでいると
部屋の窓を開け放つ
吹き込んでくる風と
どこかで咲いている花の
甘い香りがわずかに
面白くない 矛盾だらけ
そもそもこんなもの書いても意味がない
欠点 落ち度
上げていったら切りがないけど
何を訴えたくて
何を伝えたいのか
自分でも分からなくなるくらい
ぼやけているのが
なにより
気分転換と
出てみた散歩でも
向こうからやって来た親子連れを
大きく避けて
淋しいやら 心細いやら 後ろめたいやら
微笑ましいはずの
子どもの笑い声が
胸をきつく締めつける
休みの日は
それこそ光の速さで
時間が過ぎていくような気がして
少なくてもこの時だけは
息を詰まらせてはいないんだなって
思う
帰った部屋
机の上にあるのは
ほぼ白紙のノートとシャープペン
相変わらず
泣き言なら
放っといても
溢れ出てくるのに