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登場人物

主人公：【桃野太郎（トウノタロウ）】

美術部のトラブルメーカー

三年C組の美術部部長

破天荒な性格で、いつもネクタイの位置が微妙にズレている。

外ハネと寝癖が目立つ黒髪で鼻の高い青年。目の色は赤。

好奇心旺盛でじっとすることを嫌う。桃太郎のように正義感が強く、弱い人を見捨てることが出来ない一方で女子にはめっぽう弱い。小学生のような下ネタが好き。不良の鬼ヶ島龍二とは犬猿の仲。複数で行動することを好む。部活用のつなぎ服に桃が描かれていることからアダ名は桃太郎。

絵の成績はトップクラスで身内に小四の苦太郎がいる。

【浦島太郎（ウラシマタロウ）】

怠惰なインドア派

二年A組の美術部副部長

面倒くさがりな性格で駄菓子とスマホと本を読むことを好む。

耳にカメのイヤリングを付けており、いつも部室の椅子を集めて昼寝している。ぐうたらで桃太郎の奇行にも一切手を触れないが私物を漁られた時はぶちギレた。授業をよくサボり、部室で寝ているが不思議なことに成績はいい。また、藍色の髪を丁寧にセットしているため女子からの人気は凄まじい。目の色は藍

三年の乙姫香のことが最近気になっているらしい。

口癖は「あー、退屈」「面倒くせぇなー。」

浦島太郎ではなく浦島太郎なので注意

【因幡白兎（イナバハクト）】

演劇部自慢の男の娘

一年B組の演劇部部員

右側に赤いⅠⅣのピン止めをした白髪の可愛い外見をした男の娘。目の色は黄色。面白いことがないか校内中を探り回るのが趣味。特に恋愛関係のいざこざを新聞部に密告することが日課。

一人称は僕。二人称はアンタ。演劇部ということで奇抜な服装をすることが得意。友達意識が強く単独行動が苦手。桃太郎というアダ名の生みの親だが、桃太郎に『白兎（しろうさ）ちゃん』というアダ名を仕返しに付けられた。意外と口が悪い。

同じクラスの雀を気にかける面倒見のよい一面も。

【舌切雀（シタキリスズメ）】

今日も頑張って情報収集

一年B組の新聞部部員

茶髪のショートにアーモンド目をした内気な女の子。目の色は茶褐色で優しい性格。母は仕事をしているのに家でぐうたらしているお金とギャンブル好きな父親が嫌い。入学後は文学部希望だったが、白兎に強く進められたことから新聞部に入部した。

鈍感で白兎が男だという事に気付かず接しており、大スクープを追うのが日課。ドジッ子だが急に鋭い発言をしたりする。

いつも明るい桃太郎や浦などの異性が苦手。

【乙姫香（オトヒメカ）】

御伽噺高校一二を争う絶世の美女

三年B組の新聞部部長

御伽噺高校で一二を争う絶世の美女。腰まであるセンター分けの金髪に碧色の目をしている。男子からの視線が熱く、乙姫香目当てで入部してくる男子が年々増加傾向にある。思わせぶりな所があり、ますます虜になる男子も大勢いる。口元に黒子がある。因幡白兎と仲が良い。

時々、赤い珊瑚の髪飾りをしており、男子の目撃情報によると私服もお洒落だという。才色兼備な上に生徒会書記もしている。

部活に対する熱意は凄まじく、収集した情報を管理するのは部長の仕事。男子にはドSだが、女子に接する時は優しい

【鬼ヶ島（オニガシマ）龍二（リュウジ）】

桃太郎テメェ、また悪戯しやがったな

三年C組帰宅部

如何にも怖そうな名前のヤンキー。悪さをする桃太郎に仕返ししに行っては派手な悪戯の餌にされている。目の色は赤。黒い短髪でたまに赤く染めて登校してくる。桃太郎の他に大人しい生徒や教師を脅す事があったが最近は桃太郎が来るため標的は彼に絞っている。成績が悪いため、講習に強制参加させられている。

乙姫香に一目惚れしているがフラれた。

【香久山（カグヤマ）秀樹（ヒデキ）】

知識量は図書館並み

三年A組の文芸部部長

古典・近代・現代文学が好きで中でもオカルト話が好き。生徒会風紀員のためか服装には厳しく真面目な性格からガリ勉と評される。香久山の厳しさは新入部員にも緩むことなく、入部する者は香久山特製『文学テスト』で80点以上取れた者のみとされている。黒髪に黒ぶち眼鏡をした細身の体型で体育が苦手

文学部希望の雀を気にかけている。根は優しい...はず。

五月蠅い人間が嫌い。

【星川雅彦（ホシカワマサヒコ）】

君も僕と空の旅をしようよ

二年A組の天文学部部長

ロマンティックで気障な天文学部部長。ウェーブのかかった紫色の髪で碧紫色の目をしている。話好きでもオカルト話で脅かしてくる香久山秀樹を苦手とするが、よく話す。女たらしな一面があり、白兎によく追跡されている。

【黒姫彩佳（クロヒメアヤカ）と白蛇皐（シラヘビサツキ）】

腐れ縁のお騒がせリア充

二年C組の文学部と新聞部

同じクラスになった何かの宿命で結ばれた二人。仲の良いカップルではあるが黒姫は白蛇をたまに煙たく思っている。そのため、部活は別々。黒姫は赤いリボンをした黒髪で黄色い目をしている。部活は文学部に所属しており、香久山の特製文学テストで唯一、九十八点を取った人物で特に古典、近代文学に強い。白蛇はひょうきんな性格をしており桃太郎達と話すのが好き。ずる賢いので桃太郎を落し穴に落としたりしている。黒姫が誰かと話すのを嫌う独占欲の強い一面もある。青髪の緑目をしている。服に缶バッチを付けるのが趣味。

【羅刹雪（ラセツユキ）】

演劇部の幽霊部員

二年B組の演劇部、幽霊部員。影が薄く寒がりでいつも黒いタートルネックを着ている。空色の目の下には赤隈が出来ており八重歯が特徴。因幡が苦手で部活に行きたがらない。

【鉢担姫（ハチカツギヒメ）】

三年B組美術部部員。鉢を被っており顔を見せたがらない。

桃太郎達と一緒に行動しており、お菓子をご馳走してあげたりしている。いつもイーゼルを立てて風景画を描いている。

かなり上手い。

【亀吉先生（カメキチセンセイ）】

美術部の顧問

浦の遠い親戚であり、熱心に指導している。

【花咲爺（ハナサカジイ）】

新聞部の顧問。規則は守るが指導は甘い。癒し系先生