その後の二階のジジイ
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二〇一九年の七月中旬に越してきたうるさいじいさん。その後はどうかといえば、変わらない。ただ窓が閉まるので少しは軽減されている。二〇二〇年一月現在は冬であるが、窓を閉めても聞こえては来る。相当おかしなジジイだ。こんなことってあるのか。
たまに暖かい日があると、窓を開けいつもの騒音になる。ぼくは何度も奥歯を噛み締めた。自分で大きいとは思わないのか。テレビを映画感覚で観ないと気分が晴れないのか。
二〇一九年の十一月には、二階のジジイの上、三階の女性が越していった。その女性はジジイと同じ七月に越して来たというのに、気の毒に思う。
ホモ野郎はどうなったかというと、九月ごろから来るのは減った。アパートを借りたというのか。借りたのならばどう借りたのだろう。
だが週に二度は来て一泊する。必ず日帰りはせず泊まる。
数日前は、横のおばさんが二階のジジイと会話している声が聞こえた。それで横のおばさんへ会った時、自分は二階のじいさん嫌いだよ、と伝えた。だれでもアパートにこんな奴がいたら、世間の常識知らずがいたのなら、憤慨するはず。年末にそのじいさんの白の自転車が盗まれたようだ。ぼくはアパートの住民ではないのかと思った。みんな怒っている。
一月下旬、シジイ横の女性も越していった。だれのせいかはわかるはず。
七月下旬、やつが来て一年がたつ。
五月ころから網戸になると、耳へ触ってきた。
まったく変わらないし、ホモ野郎も来る。警察も来たことがあったらしい。それでも治らない。
三階の男性と、二階のジジイのことを話すようになったため、少しは楽となった。
どうしたら静かになるのかと。大家が住民のために腰をあげてもらわないとダメだと。本当に出てけ、とね。また経過報告をする。
ため息が出ます。何度も苦情をいっても知らんふり。春になれば、夏になればと気が重い。




