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1往復目 チッ

「...か、母さん。父さん。奏は?」



「え?なに?それより早く椅子なおして。行儀悪いわよ。」


「だから、奏はどこにいるの....?」


「ん?どうしたシュウ、早く座れ。」


僕はあまりの異様さを感じ、かすれるような声しかでてなかった。









そして奏の死体を思い出し、僕は腹の奥から何かが這い上がってくるような気持ち悪さが僕を襲った。僕はそれに耐えきれずすぐトイレに向かった。











「う"ヴぇぇぇぇェェェーーーーーー」


ーーー何かがオカシイ?!なぜ?なぜ?


奏がいない!?



「う"ぇ、はぁはぁ。」



もともと朝飯も全然食べてなかったためそこまで、吐くことはなかった。



「ちょ、シュウ!どうしたの?!」


母さんが僕を心配して背中をさすってくれる。そして父さんもついてきた。


「シュウ!大丈夫か?!」


「はぁはぁ。うん。大丈夫。

...ねぇ、奏っていう僕に似た僕よりも二歳年下の女の子知ってる?」


二人は頭に疑問符を浮かべたような顔をして互いの顔を見あっていた。


「いや、聞いたことないな。

その子がどうかしたのか?さっきの事件と関わりがあったりしたのか?」













ーーー僕はこの時....、もう、メトロノームの時の渦の中に巻き込まれていたことを悟った。

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