表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人見知り魔法使いののんびりきままな錬金店  作者: 牛乳寒天


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/14

14.物語

 〈キャラクターレベルが上がりました〉


「えええ!?嘘でしょ!?倒せそうになったら言ってよ!!」

「そうだよ、さすがに驚いた…」

「わりぃわりぃ。で、話は変わるんだけどさ、ドロップ品見てみてくれ。俺んところには『物語の断片・15』てアイテムがあってな」


 物語の断片…なんだろう。15ってついてるってことは全部集めないといけない系なのかな?多分全部集めたら物語を見れるんだろうけどどんな物語なんだろう。


 ドロップアイテムを確認すると『兎狼のキメラ』の素材、爪や皮、肉、血など多くの種類の素材があった。他には第二エリアの通行証など。『物語の断片・17』もね。確定ドロップなのかな。鑑定してみよう。


『物語の断片・17』

 いつかの物語が込められ、砕かれた果てに生まれた断片。30まで集めると物語が読める。1セット集め終わるまで個人での被りはない。

 ────「いつかきっと、この物語は本当の終焉を迎える」


「あるよ」

「俺も!てかこの前倒した分の断片もあったよ」

「おっけ。何番?俺は1と15」

「12と24!」

「私は17」

「全員被ってないんだな。これって要するにボス倒したりして獲得した断片は被らないってことだろ?交換したりして獲得する分には被ることもあるっぽいが当たり前だしな」


 ああ、なるほど。偏りとかなさそうでいいね。こういうのって最後の一個がなかなかでないとかあるから助かる。


「二人とも物語の断片いる?俺はいらないから欲しいんだったらねーちゃんたちにあげるよ!」

「あー、俺は大丈夫。物語とか読んでもあんま理解できないしな」

「欲しい!せっかくだしどんな物語が読めるのか気になるし」


 ちょっと興味あるよね。小説とかは好きなタイプだから読んでみたい。どんな感じなんだろう?ゲームとかの読み物ってその世界観を深く知れたりして面白いよね。


「はい、あげる。そうだ、全部集めるまで周回する?協力するよ!」

「いいの?」

「もちろん!ね、兄貴!」

「ああ。どうせ集めるのなら複数人でやったほうが効率いいだろ。本来の予定では第二エリア行くつもりだったが…。まあレベル上げにもなるし集めきってからでいいか」


 協力してくれる人がいるって嬉しいよね。ドロップ品もその人数分もらえるから、誰かひとりに集めるときは効率がよくなる。ま、それは人見知りにはつらいんだけどね。家族っていいね。


「じゃお願いします!」


 ◇◆◇

 そんなこんなで18周ぐらいしてようやく全部1個ずつ集めきった。3人で集めて1セット揃えるの、個人で被らないし楽勝でしょとか思ってたら誰かが持ってるものが被りはじめてきて大変だった。パーティーで被らないとは言ってないもんね…。


「よし、終了!全部渡すな、受け取ってくれ、我が妹よ!」

「兄貴急にどうしたの?こういうのはさらっと渡さないと、さらっと!」


 二人から集めた全部の物語の断片を受け取った。早速ここで読んでみようとしたけど家で読めと言われたのでここで読むのはやめておいた。


「ほら、こっちだ!第二エリアが見えてきたぞ!」

「おおー!前回はちょっと探索しただけで終わっちゃったから今回こそは…!」

「思ったより変わらないね。でもちょっと街は広くなってるかも」


 そう。劇的な変化とかはなかった。まだ遠いので街を詳しくは見れていないが、ここから見えるシルエットで大きさを判断した。大体第一エリアの1.3倍ぐらい?ちょっと微妙なラインだね。大きくなってる!って確実に断言できるほどの大きさではない。


「敵襲ー!」


 ユリ丸がそう言い敵の襲来を知らせる。既に臨戦態勢だ。先ほどMPポーションを使いMPには余裕があるので飲まなくてもMPは足りるだろう。…本当に?そう思いたいな。


 今回の敵はゴブリン。おお、ここで出てくるんだ。ゴブリンって定番の敵だからなあ。見るとちょっとうれしくなっちゃうよ。


「【パワースラッシュ】!」

「【ウォーターボール】」

「【ダブルアロー】!!」


 三連打。これでどのくらいHPが減るかな。そう思ってHPバーを見ていると0になっていた。第一エリアの敵より弱いみたい。楽だね。


 街に向かう最中でオークなどのモンスターも倒した。いいね、ザ・ファンタジーって感じ!そうモンスターを倒しながら進んでいき、門までたどり着いた。


「通行証は持っているか?」

「ああ、あるぞ。…ちょっと二人、貸してくれ」


 言われた通りに桃鍵に通行証を渡した。きっと全員分提示してくれるんだろう。助かるね。


「全員分だ。これで大丈夫か?」

「ちょっと待て、最後にこの水晶玉に全員手をかざしてくれ」


 門番から差し出された水晶玉に全員手をかざした。するとその水晶玉から青い光が放たれた。一体この行為になんの意味があるのかはわからないが無事に入れるといいな。喉元までこの行為の意味は出てきてるんだけどそこから動かない。


「問題なし!入っていいぞ!」


 促されるまま街の中へと入り、この街へのファストトラベル機能を解放。そのまま二人と別れ、一度家に戻り、物語の断片を使ってみることにした。


 わくわくがとまらない!どんなのが読めるんだろう?

物語の断片は、基本的に使用するプレイヤーが関わったNPCの物語をAIがランダムでどれを読めるか決定する仕様です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
気になっていたので続きが読めて感謝!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ