第1話 ──終焉の戦場
初代魔王アーク・ヴァルディス。
彼は力で世界を支配しながらも、誰よりも「平和」を願っていた。
だが、人間たちはその想いを裏切る。
信じた者に裏切られた魔王は、勇者に敗れた“フリ”をして自ら命を絶った。
空は赤く染まり、地を焦がす炎が世界の終わりを告げていた。
瓦礫と血の匂いが入り混じる中、ひとりの男が立っていた。
黒衣をまとい、背には禍々しい魔力を宿す漆黒の翼。
その名は――初代魔王アーク・ヴァルディス。
「……ふむ。人間というのは、本当に愚かだな。」
アークは静かに笑う。
目の前には、光の剣を握る青年――勇者リオス
「お前を倒せば、この世界に平和が訪れる!」
勇者の声が響く。
だがアークは、悲しそうに目を細めた。
「平和、か……それを望んでいたのは、他でもない“この私”なのに。」
一瞬、剣が閃く。
光の刃がアークの胸を貫いた。
血が舞い、勇者の目に勝利の光が宿る。
――だが、魔王は笑っていた。
「……これでいい。」
アークは小さく呟き、指先で複雑な魔法陣を描く。
その魔法は“時空を越える転移陣”。
勇者すら知らぬ、禁断の術。
「500年後の世界……そこでなら、やり直せるかもしれんな。」
その言葉を最後に、アークの身体は光に包まれ、塵のように消えた。
勇者は知らない。
魔王は“敗北”ではなく、“未来”を選んだのだということを…
はいどうも三葉 碧と申します!
この度は僕の小説を読んでいただきまして誠にありがとうございます!
初めての小説投稿になるのですが面白かったでしょうか
多分話の内容的にはよくある異世界小説って感じだったと思います。
まだこれからもどんどんこの話は続いていくのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです!
では次のお話でお会いしましょう




