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俺の男友達が好きだと言ってた女の子を俺も好きになる!

作者: 七瀬





”俺の男友達が好きだと言ってた女の子を俺も好きになる!“




バイト先で、俺と仲が良いバイト仲間の彼がどうも同じバイト先で

好きな女の子ができたと聞いた。

その子がまたバイト先で一番可愛い女の子で、、、。

俺もその話を聞いて、彼女を好きになってしまった。

俺は元々、誰かが気に入っているとか? 好きな子ができたとか聞くと?

俺も同じ女の子を好きになると言う癖があった。

”俺の変な性癖なのか?“

自分から好きになる女の子は今まで居ない!

俺の初恋の女の子も、同じ組の男の子が好きだった女の子が俺の初恋の

相手だったし。

初めて俺が付き合った女の子も、同じクラスの男子が好きだった女の子

だったんだ。

人が好きな女の子がどうやら俺も好きになるらしい。




『”田代は好きな女の子とか居ないの?“』

『俺は別に、今は居ないかな。』

『あぁ! 今日、沢辺さんシフト入ってたよな!』

『事務所に入って来た時、今日のシフトに入ってた思うよ。』

『何時から入ってたか憶えてる?』

『・・・確か、PM19時からだったと思うけど、、、?』

『じゃあ、オレと今日は入れ替わりじゃん!』

『そうなの? 入れ替わりなんだ~』

『田代はいいよな~めちゃめちゃ沢辺さんと被ってるし!』

『まあ、そういう時もあるよ。』

『オレの分も、沢辺さんのこと頼んだぞ!』

『分かった!』






・・・俺はこの日のバイト終わりに、彼女に話があると言って

俺から彼女に告白して付き合ってもらう事になった。

まさか? アイツにはこんなこと言えないけど。

自分から好きになる事がない俺がアイツの好きな子を勝手に俺も

好きになって付き合ってると知ったら?

アイツ、めちゃめちゃ怒るだろうな。

だからバイト先では皆に内緒で付き合ってるよ。

誰にもバレないように、”二人の時はイチャイチャしてるけど。“

バイト先ではバイト仲間の一人として彼女と接している。



だからなのか? アイツ、俺が彼女と付き合ってる事を知らずに、

彼女に告白したと後から彼女から直接聞いて、俺は本当に焦ったよ。

勿論! 彼女はアイツの告白を断ったらしいけど、、、?

ただ彼女が断わった理由をしつこく聞かれたらしい。

”他に好きな男が居るのかとか? 付き合ってる男が他に居るのかとか?“

何回断っても、アイツが納得する答えをハッキリ聞かない限りは諦めない

とまで言ってきたらしい!

案外、しつこいんだなと俺は思ったよ。

勿論! あんまり彼女にアイツが付き纏うようであれば俺の名前を出して

いいと彼女には言ってあるのだが、、、。

彼女は出来るだけ俺の名前を出さないようにしてくれているようだ!




『あのさ、沢辺さん他に好きな男でも居るのかな?』

『えぇ!? なんで?』

『”オレさ、沢辺さんに告白したんだけど、フラれたんだよな~

他に好きな男が居るから諦めてほしいって、でも本当の話なのか

疑ってて、簡単に沢辺さんを諦められないんだよ。“』

『しつこい男は女の子は嫌いなんじゃないのか。』

『なんだよ! 田代はオレの味方じゃないのかよ!』

『味方だけど、沢辺さん可愛いし! 好きな男ぐらい絶対に居るよ。』

『でも? 付き合ってないならいいと思わない?』

『沢辺さん、彼氏居るでしょ~』

『・・・そう思うか?』

『そう思うよ。』

『うーん、やっぱりそうなのかな?』

『そうだよ! キッパリ沢辺さんの事は諦めて次行けよ!』

『・・・うん、まあ、そうなのかもしれないけど、』

『男ならキッパリ諦めて次、行け!』

『・・・ううん、』





・・・アイツ、俺の話を真剣に聞いてたよ。

本当に彼女の事は諦めて、次行こうって想ってたと思う!

そんな俺は、アイツの好きな女の子と付き合えて幸せなんだけどな。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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