妖記憶屋、開店です
--永年生忘症
それは、妖が昔から生きているせいか大切な記憶を生涯忘れてしまうことを言う。
だが、いつからかある噂が流れてきた。
人気のない路地裏から小さい道が出てくると、その道に誘われるかのように歩いてしまう。そのまま行くと、古風の家が見えてくる。桜と彼岸花がよく目立つその家には、人間が住んでいて迷った妖にこう言う。
『いらっしゃいませ。私はこの記憶屋の当主でございます。なんの記憶を見つけて欲しいのですか?』
と。
--ただし、対価として約束を一つ守ってもらいますが
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