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第四の壁を破ることの出来る青年は、作者と共にタイトル決めをしてみました。

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『第四の壁』とは、舞台 (フィクション) と客席 (現実) を隔てる一線のこと。


『メタ発言』とは、「これは作り話 (フィクション) である」ことを意識させるような発言のこと。


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 俺は『第四の壁』を破る能力を持つ、普通の高校3年生。

 何故その能力を持っているか? その答えはただ一つ、作者がそう書いているからだ。


 大体の小説は、異世界転生後に神から最強の能力を授かるだろう。俺は違う。作者から直々に頂いた。何のために頂いたのかもよく分からないが、作者がそう描くならばそれに従う他ない。

 能力も一見、傍から見たら微妙と思われるかもしれない。しかし考えてみろ、HPが無敵でも攻撃力最強でもモテモテでもない。が、作者の脳内に直接問いかけることが出来るのは便利だろう。ある意味、神よりも使い勝手が良い。


 便利な能力を手に入れたが、ある意味残酷な一面もある。


 作者に従わなければならない。作者の描きたい未来通りに事を進めなければならない。どんなに鬱な展開でも……当たり前のことだが。


 俺は奴隷か?


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 ここでやっと俺の名前が決まったようだ。名前は「不思議・F・不思議」


 抗議。何だその名前、不思議ってなんだこっちが不思議だ。しかもそれは……タヌキのロボットの漫画を描く作者様に近すぎる、エゴサーチする時に大変だろ。


 また決まったようだ。名前は「青川ソラ」。


 抗議。これは作者が別シリーズで書いている(自称)主人公の名前だな。「〇〇〇〇〇プ+」で連載中らしい。これ以上、読者には分からない小ネタで遊ぶのはやめておこう。


 正式決定したようだ。名前は「前田太郎」。

 うん、もうこれでいい。凡庸な名前でいい。これ以上突っ込んだら、俺の名前が無いまま話が進むことになるかもしれない。


 ここからのストーリーはどうなる?異世界転生系も追放系もうんざりだ。何か新しいことをやってみたい。


【第四の壁を破ることが出来る青年が、異世界転生〜】


 異世界転生ということは決定事項らしい。これを断れば、この小説が投稿されない可能性がある。小説が投稿されないとなれば、実質俺は消えてしまう。深掘りはやめておこう。


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【第四の壁を破ることが出来る青年が、転生先でハーレム学園作っちゃいました!】


 デモ起こすぞ。なんで俺をハーレム好き好き人間に仕立てあげようとする。『第四の壁を破る』の要素はどこにいった。

 ついでに言うが作者は純粋な愛が好きだ、ハーレムなど描きたくとも描けないだろうな。



【元おっさんニートが、第四の壁を破ることが出来る青年に転生! 〜最強の力を駆使して全世界の女性を自分の妻にしてみた〜】


 俺は純粋無垢の高校生だ。俺に転生してくるのは珍しいタイプかもしれないが、「おっさん」を付けておけば誰もが共感するなんて思うな。あとハーレムにこだわるな。俺は作者の実験台ではない、奴隷の可能性はあるが。



【第四の壁を破ることが出来る青年が、異世界転生もその力を駆使して世界を掌握? 《書籍化決定!》】


 世界は掌握したくない……それに書籍化も決定してない。消さないと、今度こそ運営にBANされる。俺でも作者でも現実世界の時は戻せないぞ。


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【第四の壁を破ることが出来る青年が、魔法世界に転生すると『ゴミ能力』と言われ、パーティーからは追放された!? 実は最強の能力で…戻ってきてと言われてももう遅い。第2の人生、異世界で始めました。】


 95文字。もうこれでいいだろう。聞いたことがあるフレーズだらけだが、ここはもう無視だ。追放系も異世界転生系も一気に盛り込む姿勢は嫌いではない。


 あとは他のキャラ名決めだが、これは作者がやってくれるみたいだ。そもそも主人公とタイトルを決めている時点でアウトだが。


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 そう言うと、主人公は眠りについた。


 ここから起きるイベントについては、全く知らされないまま。


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彼自身、刀持った変〇のことを意識していると思います。

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