プロローグ
妖は空想
妖術は妄想
陰陽師は昔のおとぎ話、とされている現代。
ここは日本の東京
特に魔法が使える、なんて事は起きてない至って普通な現代
だけど、どこか微かに少し違う
ほんの非日常的なほのぼのとした
パラレルワールドでの物語
だけどその事に対して異議を唱える者もいた。
『なんで秘密にするの?』
それをなだめる者もいた。
『仕方ないよ、怖がられると思うし、仮にバレても良い事は多分ないよ、きっと…』
またただそれを傍観するだけの者もいた。
『………___。』
逆にそれを面白がってる者もいた。
『面白いじゃん、見た時どんな反応するんだろうねぇ…』
中にはそんな事を無視する者もいた。
『どうやったら誘いにのってくれんだ…?』
呆れて諦めてる者もいた。
『阿呆らしい……ほんと、馬鹿だな…』
人間に紛れる者もいた。
『なんて楽しいのでしょう!…えぇ…本当に…』
少しこの事に哀しむ者もいた。
『…何故、だろうな…』
そんなとある8人を中心とした物語。
魔法や術なんて使える者はいない、あれは昔のお話だ、おとぎ話だ。
そんなのが居れば怖がられる、何をされるか分からないから、異質だから、怖がられる、だから秘密にする。
おばけなんていない、いやいるかもしれないよ、君の後ろにね、
実はいるかもしれない、妖。
もしかしたら妖が住む別世界がこの世にはあるのかも………、
ほら、いま、何か通った…。