表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

プロローグ

『多種族世界・シルトナリア』


 様々な種族が住まう世界。剣と魔法の世界だが、ステータスやスキルといったゲーム的要素もある不思議な世界。現在、三界大戦と呼ばれる戦争が行われている。

 そこの君、突然異世界に飛ばされたらどう思う?


 うん、まあ急に言われても「何言ってんだコイツ」って思うだろうな。何故こんな質問をしたのか、順を追って説明しよう。


 そう、始まりは数時間前。俺がとあるオンラインゲームをやっていた時の事だ⋯⋯おいそこの君、「何か語り出したぞ」とか言わない。


 ゴホンッ⋯⋯俺の世界にはVRMMO。つまりバーチャルリアリティMMOが流行っていた。その中でも『シルトナリア・オンライン』っていうファンタジーMMOが人気だな。


 ゲームテーマは『新しい自分』というもので、多種多様な種族やスキルによる、新しい世界で新しい自分を作り出せる⋯⋯そんなゲームだ。


 俺はその中でも上位プレイヤーに入り、武器や防具の名前から『聖王』という二つ名を付けられたプレイヤーだった。めっちゃ恥ずかしかったけどな! まあ、上位プレイヤーとしてゲームをしていたある日の事だった。


 俺はゲーム仲間に、大迷宮の踏破を手伝ってほしいと言われたんだ。大迷宮ってのは⋯⋯まあ、説明も面倒だし難しいダンジョンだと思ってくれ。


 んで、俺は仲間の誘いに乗ってゲーム内拠点である宿屋で準備して、さあ出来たぞ準備オッケー! って時に視界が歪んだ。いや、歪んだはおかしいな。まるでテレビとかの砂嵐みたい⋯⋯と言えば良いんだろうか? まあそんな感じの異常が発生したんだ。


 訳が分かんなくて設定とか色々弄っても止まらないし、仲間に連絡取っても繋がらない。その間にも砂嵐がどんどん激しくなって、俺の意識が突然として飛んだんだ。


 そして俺はピチョン⋯⋯という水滴の音で目を覚ました。異様な違和感を感じながら立ち上がって辺りを見渡すと、俺が居たのは暖かい雰囲気の宿屋ではなくボロボロな遺跡の様な場所だった。


 まず混乱した。何でこんな場所に居るのかってな。ウイルスでも専用ゲーム機に侵入したのかと思ったが、ゲーム機にはウイルス対策のアプリを入れてたし、マジもんで気絶する理由にもならない。


 取り敢えずここを出よう⋯⋯そう思って目の前にあった階段を上がっていく。が、違和感がするわ混乱してるわでフラフラだったから案の定、足を踏み外して転げ落ちた。身体中に衝撃が走り、視界が目まぐるしく変わる。その時に俺は異変を感じ取った。


 なんせ、ゲームでは軽減されてるとは言えども感じる痛みが、全く感じなかったのだから。


 しかも踏み外した時にもそうだったが、声が出ない。更に気温を感じず、瞬きが出来ない。


 何だか嫌な予感がして試しに篭手を外してみる。いつもだったら俺のアバターの腕が見える⋯⋯筈だったのに。


 その篭手の中の、中身が無かった。空っぽで、流石に俺の身体が無い事はないだろうと、そんな期待を嘲うかの様な虚空がそこにあった。


 つまりコレは俺の身体が⋯⋯と言うよりも俺自身が“鎧”になっている。そういう事だろう。


 訳が分からない。何で俺が、誰がこんな事を⋯⋯そんな事ばかりが頭ん中をグルグルと回った。


 ただゲームしてたら気絶して変な場所にいて、そんでもって鎧になっている⋯⋯そんなおかしな状況なのに⋯⋯


 ⋯⋯少し、ほんの少しだけ面白そうだ。そんな事を思う自分がいた⋯⋯ってのが数時間前の話だ。


 え? シリアスっぽかったのに空気変わって少し拍子抜け? 知らんよそんなの。


 あの後俺は心を落ち着かせると、ベルトに着けているアイテムポーチ⋯⋯簡単に言えば質量以上のアイテムを収納可能なポーチに入っている荷物の確認。そして情報の整理をした。といっても、整理して分かった情報なんてほんの少しだけどな。


 で、分かった事と言えば⋯⋯多分、俺は転生? でもしたんだと思う。死んでないし、召喚もされてないから何とも言えないけどな。これといった確証も無いし。でも人間から別の存在になってるって事は異世界に召喚されたってのは無いから転生って事にしとく。


 他に分かった事で嬉しかったのはこの世界がゲームとかなり酷似していた事だ。


 ステータスウィンドウとか開けるし、アイテムの名称が微妙に違う物もあったけど効果は同じだったからな。


 あともう一つ。俺のステータスがゲームの時と差異が無い事が嬉しい。あんなに頑張ったのにLV1からとか泣けるからな。


(さて、と⋯⋯)


 俺はゲームで最も長く共に戦った聖王の斧槍と聖王の大盾を持って階段を上る。


(まだ訳分からん事が沢山あるけど、取り敢えず元の世界に戻る方法を探さないとなあ⋯⋯)


 起きてしまった事は仕方ない。なら、先に進むしかない。そう思って、俺は異世界への一歩を踏み出した。

 初めましての方は初めまして! 活動報告や他の小説を見て戴いた方は、今作品のプロローグを見て戴いてありがとうございます! 作者の蛸夜鬼です!


 今回はオリジナル小説を手掛けさせて貰いました。どうでしょうか、興味を持ってもらえましたか?


 設定は結構詰めたと思うんですが、まだガバいところもあるのでご了承下さい。


 それでは今回の後書きはここまで。あ、前書きには世界設定を書こうと思ってます。では次回まで、また楽しみにしてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ