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貴方に神聖なる新世界への御加護があらんことを!-新ヨーロッパ戦記  作者: 聖Yohane
〔フランス革命戦争とナポレオン-後編〕
18/18

〔XVII-アメリカ合衆国〕

1773年 ボストンである事件が起きた


それは...ボストン港で停泊中の貨物輸送船に住民が乗り込み、積んであった紅茶箱を海に投げ捨てるという事件だ


住民は、茶税法に反対し議会へ抗議したが、一般も参加出来るはずの議会に入れてもえず、むしろ植民地政策は辛くなっていた状況だった


これに住民は行動を起こした


これは後に『ボストン茶会事件』として有名になる






そして2年後、ついに13州の植民地は独立を宣言する




1775年


指導者、総司令官はジョージ・ワシントン


アメリカの初代大統領ともなる人物だ



アメリカ側の戦力---------------イギリス側の戦力


参戦国-----------------------参戦国

アメリカ13植民地大陸軍---------グレートブリテン王国

フランス王国------------------ヘッセン=カッセル方伯領

ネーデルラント連邦共和国--------イロコイ連邦

バーモント共和国-------------神聖ローマ帝国一部構成国

スペイン帝国-------------・ハノーファー王国(選帝侯領)

義勇兵---------------------・ヴァルデック侯国

ポーランド志願兵----------・ブラウンシュヴァイク公国

プロイセン志願兵-------------・アンスバッハ侯領

----------------------------義勇兵

----------------------------ゲルマン人傭兵隊


計27万-----------------------計10万



最初はアメリカとイギリスその他小国のみでの戦争であった


実はイギリス側は戦力が比較的に足りなかったのである


イギリスは海軍では優勢だったので東海岸はほぼ制していた


それでも陸軍兵力が足りず中々戦況は進まない状況となった



それから3年後


フランス王国やネーデルラント、そしてスペイン帝国はついにアメリカの独立を支援する事となった


フランスがアメリカ軍と集結し、残るイギリス軍を降伏させた


これによりイギリスは戦いを諦め、パリ条約でアメリカの独立を認めた



ここまでがアメリカが独立するまでの過程である





1802年




アメリカ 東部 アメリカ政府直轄市 首都 ワシントンD.C


ホワイトハウス



「次期大統領は貴方になりましたか、トーマス・ジェファーソン」


「任せてくれ、ジョン・アダムズ大統領」


「いやはや、ヨーロッパでは何やら騒がしい事が起きているそうですぞ、フランスがスペインに宣戦布告したとか何とか」


「何を白々しいな、もう実は回しているのだろう?」


「ハッハッハ...そうだよ、私は既に手配済みだ」


「アメリカの領土拡大ですな」


「そうさ、このまま東海岸まで横に伸ばそうと思っている」


「中々いい計画ですなぁ...フランス側に付き戦争に便乗して一気に植民地を奪っていくとは」


「私はもう大統領を辞めねばならない、後の事は貴方に託しましたよ」


「ええ、勿論...偉大なるアメリカの為に!」


「偉大なるアメリカの為に!」






1802年



イギリス帝国 南部 首都ロンドン バッキンガム宮殿


「そう...更に異常事態が起きた訳ね?」


「はい...新たな敵は新大陸の方です...」


「新大陸に?」


「1度独立を許した国ですよ」


「まさか...アメリカ...?」


「はい、敵はアメリカ合衆国です」


「あの国...独立を認めてあげたにも関わらず...」


「ですが実質敗けたのは我々の方ですよ...」


「う、うるさい!そんなの分かってるわよっ!」


「...そうですか」


「と、とりあえず...まずは新大陸の方での状況を調査しなきゃならないわ」


「はい、イギリス領カナダ政府に直ちに状況を要求します」




「(...これは好機?再びアメリカを植民地にできる...いや、でも、出来るだけヨーロッパにも守備兵力を置く為にも...カナダは維持する必要があるわ...攻めは無理そうね...)」


「敵はアメリカ海軍14隻、陸軍約5万とのことです」


「...陸軍約5万?、多いわ...もうそんなに整えてたのね...」


「イギリス領カナダには海軍31隻、陸軍約4万と言ったところです」


「制海権はどうにでもなるけどやはり陸軍が心配ね...」


「いかにしてカナダを守ることができるか...」




1802年 ヴェーデル邸


その情報はヴェーデル公爵領のもとにも届いた


アストレアはその届いた文を読み


「アメリカから宣戦布告だそうよ...」



アメリカ...? あのアメリカ合衆国か? この時代のアメリカは詳しくは分からないな...


「でも...私達はアメリカへは出撃しない事になってるわ」


「アメリカへは行かないんだな...まあ...俺的にもヨーロッパが危ない気はするが...」


「あのナポレオンって言う男...次は絶対に負けないんだから」










アメリカ...史実通りに行けば...超大国になる国だな...







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