シエルの休日
上手くかけてますように!
学園が休みの日の朝、俺はラウルに言った。
「ラウル〜、今日はちょっと魔物狩りに行ってくるわ」
「急にどうした? シエル」
「いやだってさ、暇だし最近模擬戦もないしさ」
あの合同授業の日から急にに模擬戦をしなくなった。いや、天井に穴空けたの反省してるけどそれはないぜ。先生よ。
「まあ、日暮れには帰ってこいよ」
「ん、善処するわ」
「本当かよ……」
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支度をした俺は寮を出て、ギルドへ向かう。ギルドとは、世界各地からの依頼を冒険者が受けて報酬を貰う場所だ。
そしてギルドにはランクがある。
ランクはF〜Sまでの六つだ。
FからDまでが、駆け出し。CからBが、一人前。Aが一流。そしてSが超一流だ。
俺はSランクなので色々な依頼が受けられる。因みに魔物にもランクがあり、高ければ高いほど凶悪で強くなる。
ゴブリンなどの魔物はFランクだが、ドラゴンなどになるとAランクになる。
そしてSランクになるとSランク冒険者でも倒すのが難しくなる。俺は倒せるがな。
寮を出てからしばらく歩いているとギルドに着いた。さて、今日はどんな依頼があるかな。
そんな事を考えながらギルドに入る。
そうすると、騒がしかったギルドが静かになる。そしてまた、騒がしくなる。
いつもの事だな、そう思いながらクエストボードへ向かう。
Sランクの魔物……Sランクの魔物……
あったあった、ベビーモスの討伐だ。
ベビーモスはSランクの魔物でも特に強い魔物だ、久しぶりに腕が鳴るぜ。
俺は依頼書は剥がし、受付へ持っていく。受付には受付嬢がいる。
いつも思うが何故、男の受付が居ないのだろうか。男だと見栄えが悪いからか?
「この依頼を受けたい」
「ああ、はい。え〜と、Sランクの依頼ですね。……え、Sランク!? 本当に受けるんですか!? 」
「ああ、そうだが」
「……はっ!? す、すみません、取り乱してしまって…………はい、これでいいですよ。お気をつけて」
「ああ、分かった」
やっぱり驚くか。慣れてしまったな。
まあ、そんな事は置いといて行くか。
そう考え、俺はギルドを出た。
ベビーモスはこの国から少し遠い森で発見されたらしい。珍しいな、この国の領土でSランクとは。大体がAランクなのに。
しかし森までどう行こうか?
「……走るか」
そう思い立った俺は森に向けて急いで走る。もしかしたら、近くの村に被害が出てるかもしれないしな。
走って数分後に件の森へ着いた。……やはり神になったから今までより体が強化されているな。恐ろしい。
俺は森に入る。どうやら近くの村には被害がないようだな。索敵魔法を使って調べる。そこから、離れた所に今回の討伐対象のベビーモスがいた。
「久しぶりにやるから燃えるな」
そんな事を呟いていたらベビーモスが目の前にいた。
白い体毛に頭から生えている二本の禍々しい角、そして血走っている目。
ベビーモスの討伐証明部位はあの角だったな。角は確か薬になるはずだ。
そんな事を考えてたら、突進してきた。
しかし、俺は冷静にそれを避ける。
避けるとは思ってなかった様だが甘いな。
その隙に俺は魔力で剣を創り出して、構える。ベビーモスは息が荒々しくて怒っていた。
俺の方を向くとまた突進してきた。今度は、俺も走り出す。そしてすれ違う瞬間に何回も一瞬で斬りつける。
ベビーモスは一瞬何が起こったか分からない様だが、自分の傷付いた胴体を見て気づいた様だ。そして、雄叫びをあげる。その瞬間に俺は、喉を剣で突き刺し、横薙ぎに斬る。
斬った瞬間にブシャャアア!、とおびたたしい量の血が飛び散る。ベビーモスは声も出さずに息絶える。……久しぶりだから返り血を少し受けてしまった。ダメだな、血を受けない用に練習しないと。
今度の練習を考えた俺はベビーモスの角を斬り落とし、異次元収納に仕舞う。
返り血が付いたのが戦闘用の黒い服でよかった。黒だと、目立たないからな。
その後、俺はベビーモスを焼却してギルドに戻った。
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