学園へ行こう
初投稿です。
とある国の王城で一人の少年がいた。
彼の名前はシエル・ブレイブハート。この国の王子である。その少年はつまらなそうにしていた。
「…暇だな」
と、呟きゴロゴロとベッドの上で転がる。
「最近、面白いことも強い魔物とかも居ないしなー」
そんな時、部屋の外から廊下を走る音がする。そして勢いよく扉が開く。
「それなら学園へ行け‼︎」
「うるせぇぞ、親父」
扉を開けた男、ガイア・ブレイブハートは大声で言う。銀髪に隻眼で整った顔は30代後半とは思えないほど若々しい顔立ちをしている。
「で、なんで学園に行けって?」
「いや、暇なんだろ?だったら行けよ。学園の紹介状書くからさ」
「学園か…あいつらもいるなら行くけ「いるよ」よし、行くか!」
あいつら元気かな、と親友三人の顔を思い出し笑うシエル。
「よし、じゃあ支度しろよ。明日入学式だからさ。」
「ん?なんでそんなこと知ってんだ?」
「お前を追い出して、イチャイチャするために決まってんだろ^_^」
「……また側室できたのか」
「な、な、なわけないだろ?」
「……じゃあお袋にいう「はい!そうですから言わないで下さい!」よろしい。」
またか…と額を手で押さえるシエル。ガイアは顔の良さを使って側室を作っている。
もし、正妻にばれたらいけないように色々としているが全部シエルにバレるのでお仕置きを受けている。…自業自得だが。
「まあ、学園にいくよ暇だし。」
「ああ、行ってこい」
そう言って部屋を出て行くガイア。ガイアを見送ったシエルは支度を始める。
「あいつらもいるのか…面白そうだな。」
なんだかんだ言って少し期待を持っているシエル。新たな期待を持ちながらシエルは支度を進めていった。
誤字、脱字はないかな…?




