表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lunatic traces(旧)  作者: 十石日色
世界観
1/79

世界観 その一

※ここに書いてある内容は大体簡略化したものなので、ストーリーの大体の流れを理解するのに役立てて頂ければ幸いです。

 細かい内容に関して本編で触れるようなことがあればその度に『授業』『ラジオ番組の質問コーナー』『先輩から後輩に対してのレクチャー』などの形を取って解説していこうと思います。

 疑問などがありましたら感想に書き込んで頂けると幸いです。



○ウィッチクラフトアンドナイツ


 この作品の舞台に酷似した設定を持つゲーム。RPGだがかなり細かく動かすことが可能。実際「戦闘の」評価はある一点を除き概ね良好。

 エンカウント方式ではなくモンスターが画面を彷徨く形式。オンラインのRPGとほぼ同じ。


 オンライン対応。オフライン時と復活の仕方が異なるが(オンライン時は神殿、オフライン時はセーブポイント)、これはオンライン時の混乱を避けるためだと思われる。「必死」などの特定のアビリティは実質オンラインでしか役に立たないので注意が必要。

 また、オンライン時は難易度が実質的に形骸化するため(理由は難易度の項にて)、オフラインでNPCやモンスター相手に無双してた奴が途端にフルボッコにされたり、戦闘の難易度が高すぎてキャラのレベルや装備を調えようとオンラインに来た難易度マニアック以上のプレイヤーが大活躍したりと(ただこの後このプレイヤーはオフラインで地獄を見るが。詳しくは後述)色々と複雑になっている。


 難易度が細かく設定されておりヌルゲーにも鬼畜ゲーにもなる。なお、難易度が高いと戦闘のみでなく「会話イベント」で即死する可能性がある。


 時折IDに対応して勝手に難易度が決定されることもある。

 またこの事故でしか発生しない難易度もあるが、難しすぎて最早ネタでしかない。


 魔法がかなり強めに設定されており、殲滅力で言えば前衛が涙目である。また、えらく神職が強い。


 あと、難易度が高いと、レベルを上げても物理で殴れない。理由は、冒険者プレイヤーのレベルに合わせて四段階ほどモンスターが強くなるから。難易度が高いとその上げ幅も上がってしまう。


 というか開始時点でモンスターのレベルがノーマルより

 ハード    5レベル

 マニアック 15レベル

 ルナティック30レベル

ずつ高いので、先のことを考えるよりまずここを切り抜けることを考えるべきだったりする。


 世界観として女性の割合が八割近いが、これは他のゲームとは違うことをしようとしたスタッフの迷走である。詳細は本編にて。


 恋愛に関してはかなり自由に設定されている。重婚だろうが百合だろうが許容されている。……まあ女性の比率を考えたらそうでもしないと人口とかやばいので。


 また実質的に男女でも難易度が異なるため(具体的には女性専用ジョブの存在、魔法が強いのに男性キャラより女性キャラの方が魔法に関わる諸要素において優れていること、女性の方が圧倒的に多いのに民主主義国家があること、などが挙げられる)ネカマ推奨ゲームなどとも揶揄される。


 音声入力対応。これを用いて魔法を使うことも出来る。むしろこれを用いないと発動しない魔法まである。だがこのゲームの大魔法の類は中二要素が見え隠れしているため言葉に出して言えるのは憚られる。オンライン時の公開処刑注意。


 公式のイベントでMVPを取得したキャラクターは専用の大魔法を称号と共に送られる。その全てが禁呪と呼ばれる強力なもので、pvpでは制限がかかるようなものばかり(禁呪はイベントでもらうやつと普通にゲーム中で習得出来るやつの二種類が存在する。どちらでもpvpなどで制限はかかるが)。


 使用時は味方の陣営であれば温かく、もしくは生温く見守るのがマナー。敵対している場合は、使用するとガチで強いので潰される前に隠れることをお勧めする。



○難易度


 ・ビギナー   :とても簡単。俺チョーツエーがやりたい人向け。ただイベントが少ない。

 ・イージー   :やはり簡単。全体を通じて一、二度死ぬ程度か。

 ・ノーマル   :良くも悪くも普通。そこそこ歯応えはある。これ以上だと即死イベントあり。

 ・ハード    :ストーリー開始直後(転生前)からゲームオーバーの可能性あり。

 ・マニアック  :開始直後から嫌がらせ。疑心暗鬼に陥るレベル。洞窟で粉塵爆発はここから。

 ・ルナティック :戦闘も無理ゲーだが、戦闘に慣れた冒険者はイベントの方でその十倍ほど死ぬ。

 ・ヘレティック :ネタ。ゲーム開始時の難易度選択では選べない。目に見える全てが敵対値Max。


 これだけ見れば自分に適した難易度を選べば良いだけに思えるが、前述の通りなので。大体百分の一の確率で外れを引くと思って頂ければ。ちなみに普通に選べる内の最高難易度であるルナティックを引く確率は文字通り「万が一」である。

 まあ、開始直後に(初見殺しという形で)判別がつくゲームなので、気に入らなければすぐにやり直せば良かったのだが……。


 同エリア内に複数の難易度が存在する場合、戦闘関連(モンスターのレベルや洞窟で炎属性の魔法使ったら粉塵爆発など)は低難易度に合わせて調整が行われる。イベント関連(戦闘を伴うものであっても)は高難易度に合わせて調整される。

 注意すべきは難易度に着目しているだけで結果的にモンスターのレベルがどうなるかは関係ない点。

 例えば、マニアックで駆け出しのプレイヤーがいる。その人の場合雑魚は15レベル上昇してしまう。そこにハードレベル75以上がいた場合、こっちはモンスターのレベルが20上がってしまうが、それでも優先されるのは難易度が低い方、つまりモンスターが強くなる方である。


 なお、モンスターのレベルが変わるのは新しくポップする対象のみ。つまり以前からいた対象には効果がなく、場合によっては難易度ビギナーの駆け出し冒険者が始まりの草原的な場所でレベル99のモンスターと遭遇することさえあり得る(ルナティックのプレイヤーがレベル75を超え、何の対策も取らなかった場合、全ての雑魚がポップした瞬間にはレベルがカンストしている)。


 一応救済として、プレイヤーがそのエリア内に一人もいなくなれば少し立ってからレベルが再度通常のレベルに戻される、というのがある。どちらかと言えばNPCの救済かもしれない。


 他にも、オフラインの救済策として、難易度を変動させられる「傭兵」と呼ばれる特殊なNPCがいる。


 なお、本編の主要人物にルナティックを引き当て、普通確実に詰むであろう状態で自分より難易度の低い知人を助けた挙げ句、転生前に他の冒険者に撃破されてそのまま行方不明に陥った方が存在します。



○転生


 自信の体をこの世界に適合した体に創り変えること。その後すぐに冒険者育成学校チュートリアルに入ることを踏まえ、入学年齢に合わせて十二歳前後の姿となる。


 転生前は動きが鈍い上、転生後にあるイベントまでセーブや神殿での復活が出来ないため、このイベント前の戦闘など言語道断なのだが(どれだけ頑張ってもレベルを上げても最初から)、ハード以上の難易度ならそれが最初のイベントとしてある。

 ハードなら馬車に乗ってモンスターから逃げるだけで済むので楽だが、それ以上の難易度は人を疑わないといけない上に、それを突破しても最悪クラスの引っかけがある。

 例えばマニアックの最初のイベント。


 具体的に何があったかは避ける。でもヒントを。大体これで推測出来ると思うのだが、RPGをやっていて、イベントが起こる。イベント戦闘だから、と他のRPGと同じ思い込みをしたまま戦うと……


 とりあえずマニアックの場合はモンスターを除けば追ってくるのは極少数、馬車に乗り合わせたNPCと協力しながら逃げ切って迎えを待てば良い。でも難易度を一つ上げるだけで……



○舞台について


 一つ大陸と複数の島々からなる地方ファーニア。

 大陸の形は台形に近く、東方がやや広い。

 気候区分としては大体、大陸の東方が温帯、西方が乾燥帯、南方が熱帯、北方が冷帯または寒帯である。東方の一部にも乾燥帯はあるが西方と違って冷えた乾燥帯である。

 国は大抵都市国家であるがその例外たる国が五つある。各大国に二つほどプレイヤータウンがある。他は小国に四つあるのみ。

 現在ゾンシンとセヴェルが戦争中。


 ●国


  ・メリディエ:南方にある王国。南国風。全体的に薄着が多い。


  ・東間あずま   :東方にある帝国。和風。帝都は東方の島国の一つにある。


  ・セヴェル :北方にある民主国家。政治自体は民主的。厚着。


  ・ヴェスト :西方にある帝国。乾燥地帯が多く、水源の近くに町がある。


  ・ゾンシン :大陸中央からやや東方寄りの帝国。中華風であるが他の文化も残っている。


  ・アクリ  :上記の五大国に対抗して結成された海洋都市国家群。


  その他の小国もいくつか存在するが、大半は普通の都市国家。



 ●人種


  元々どの種も古代種という種から派生した種族であり、簡単に言えば肌の色が違うのと同じ程度。耳や手足にそれぞれの特徴が表れているものの交配は可能である。


  ・人間種:普通の人間。バランスの取れたステータス。


  ・獣人種:頭に獣の耳が表れ、腰部から尻尾が伸びる。人間種とのハーフは人の耳の位置に獣の耳が      くる。ファーニアにいるのは犬、猫、狐の三種。他にも熊とかいるけど基本的にこの地方で      は見かけない。犬はバランス型。猫は敏捷型。狐は魔法型。


  ・竜人種:手足が鱗に覆われ耳がそれを思わせる形状、色になっている。筋力や敏捷さに長ける。


  ・魚人種:手足が魚の鱗っぽくて耳が鰭っぽい。水中戦で無類の強さ。


  ・鳥人種:この大陸にはいません。


  ・妖精種:存在はするけどこの地方のは多種族と交わらないので詳細不明。エルフ耳で判別可能。


※やり直させて頂きました。ご迷惑おかけします。


次回世界観その二の予定です。クラスやアビリティ、モンスターについて少し触れようと思います。その後序章を一、二章挟んで一章を始めたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ