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私は

「じゃ、改めて…」

粕楽がオレをまっすぐ見て言う。

「僕は陽零粕楽ようれいかすら。お母さんがアヤカシで蛇女なんだ」

「アタシは團璐權那まるろかりな。父さんが吸血鬼なの」

「私は遁抱のがいだいろは。さっき見た通り母様が猫娘♥もう娘じゃないけど」

「オレ、賽亞蛇さいあた ろうな。親父が鴉天狗なんだ」

へーこんなことあるんだーみたいな顔で聞いてるオレ…。

でも、ひとつ、気になる事があった。

「で、オレは?」

言った途端、皆が固まった。

「うーん…それがねぇ…分からないのよ…」

「分からないんだ……ハッ(笑)」

「ねぇなに今の苦笑!」

そんな会話を繰り広げていると…

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

響く爆音。

ガラスが割れる音。

いろはの部屋の方向だ。

なにも言わなくても、みんなもう分かっていた。

ほとんど同じタイミングで走り出すオレ達。

もちろん方向も一致している。

アヤカシの子供じゃなくても、このせっぱつまった空気から…

今の状況がただごとじゃないくらいわかる。

ついた…

いるのは、見る限り男1人だけ……。

蝋が舌打ちをして、オレの横を通る。

男の鳩尾を狙おうとするが、やっぱ避けられる。

いろはも爪だけ猫に変えて、応戦している。

でも、權那が…

「きゃっ……」

「權那!」

粕楽が駆け寄る。

そこを狙っていたかのように、蹴りをいれる男。

すごい痛そうだ。

呻き声を出す粕楽。

そのまま崩れ落ちてく。

こうもあっさり倒れるものなのだろうか?

アヤカシとやらの子供なのに。

オレも戦っているが、相当強い。この男は。

1人で5人を相手にするなんて、普通だったら出来ない。

いろはも投げ出され、床に倒れる。

(チッ…まずい)

このままでは、確実に負ける。

もう時間の問題かも知れない。

男は…まだ余裕がありそうだ。


ザワ……


……?

なんだこの胸騒ぎは。

なんか、良くないものが来るような…


ザワ……ザワ………


だんだんと近づいてくる。


『そのくらいなの?あなたの力は。』

声が聞こえる。

だれだ…!

『このままじゃ、負けちゃうわよ?それじゃ、あなたのプライドが許さないんじゃない?』

来るな…。来るな…!

『負けるの、嫌でしょ?』

来ないで…。

「なにこれ…」

ぼやける視界の中、蝋がゆっくり、ゆっくり、倒れていく。

『今まで、傍観者になりきってたみたいだけど、さすがに今回は無視できないわよねぇ?』

意識が…遠くなって…

『私にまかせて…助けてあげる。』

視界が、黒い闇に、閉ざされた。

ねぇ、文才をちょうだい★

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