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幼体「ヒト」からニーチェの「超人」への進化の方法  作者: 如月妙美


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第3章: 超人へのシナリオ (1)――シリコンボディとAI脳の融合

3-1. シリコンベースの身体と金属器官

 ヒトの身体を捨て、シリコンや腐食しない金属で構成された人工ボディを得る方法が一つのシナリオとなる。たとえば心臓の代わりにチタン合金や高機能ポンプを用い、筋肉代わりに合成繊維カーボンナノチューブなどを埋め込み、骨格も軽量かつ頑丈な素材で強化すれば、現行の肉体を超える耐久性やパワーを獲得する。さらに腐食しにくい金属器官を備えれば、加齢による臓器不全を避けられるかもしれない。

 これによって外的要因や病原体、環境毒性への耐性が高まり、事故で身体が破損してもパーツ交換で復活できる。寿命という概念をほぼ取り払った不老不死に近づくわけだ。いわば「力への意志」が物質次元で実現され、ヒトの幼体的脆弱さを克服する構図である。


3-2. AIによる記憶装置脳と意識エミュレーション

 身体を機械化しても、意識や人格が保持されなければ「自分」とは言えない。そこで着目されるのがAIとの融合である。脳を完全スキャンし、デジタル化した記憶・思考パターンをシリコン上で走らせる。そこに機械学習や高度な演算能力を加え、いわゆる「記憶装置脳」を構築。ヒトの主観や記憶をAI側に移転すれば、身体が壊れてもデータさえ残っていれば別のロボットボディへ移植可能、というイメージだ。

 すると、一個人が死してもコピーを作れることから不死性を得るし、AI由来の超高速演算によって人智を超えた知能にも到達するかもしれない。まさにニーチェが唱えた“超人”像に近い。現行の生身ヒトを幼体と捉え、真の成体が「AI+シリコンボディ」という仮説だ。だが、同一性の問題(コピーは本人か否か)や社会倫理など、未解決の課題が山積するのも事実である。


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