1/3
一話 ただ、見据えて
ども。春巻きです。イラストやキャラデザイン担当です。餅巾着と二人でやってます。よろ。
「わっ。こりゃ酷い」
血と死屍累々が力なくくたばっている森の中を、白いマントを肩から羽織い、腰に盾を携えた藍髪の青年が足を踏み入れる。
「うへぇ…こりゃ酷いもんだね。普通のも異端のも関係なくか…み〜んな、無念だったろうに、なむさん」
一人、ぶつくさと呟いてから青年は、森の深い所に目をやった。
「…最後の一人は、この向こうか」
朽ちた獣の屍を乗り越え、腰の盾を取り出して草木を掻き分ける。
「大人しく待っててくれよ?探すの面倒なんだから」
目を細めて何かを確認し終えた青年は、言い終わると同時にその視線の方向へと歩き出した。
こんにちは。餅巾着です。文章やプロット、物語の進行を担当しています。拙い文章ではありますが、精一杯、自分の表現したいものを書くので、これから何とぞ、暖かく読んでやって下さい。よろしくお願いします。